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日産の元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(64)がゴーン元会長と共謀し、元会長の報酬を有価証券報告書で少なく開示した罪に問われている裁判では、当時の社内関係者の証人尋問が続いていて、25日は、平成23年まで4年余り日産の法務室長を務めた男性が証人に呼ばれました。

この中で、元法務室長は、平成22年に役員報酬が開示される制度が導入され、ケリー元代表取締役からゴーン元会長の報酬を開示しなくても受け取れる方法を考えるよう繰り返し指示されたと証言しました。

これに対して元法務室長は、「支払いがその年であろうが、将来であろうが、開示の対象になる。開示しないで済む方法はない」と繰り返し説明したとしたうえで、「ケリー元代表取締役の指示は不適切で、抜け道があるはずはないと思った」と述べました。

また当時、ケリー元代表取締役が「ゴーン元会長は、報酬の開示について平常心を失っている。報酬の開示を避けられるなら、自分は刑務所に入ってもいい」と話していたと証言しました。

元法務室長は、報酬を開示せずに受け取れる方法はないと、何度も説明したところ、ケリー元代表取締役から子会社への出向の内示を受けたということです。

この人事は、ほかの役員から出向に反対する意見が上がったものの、最終的にはゴーン元会長が出向を決めたと聞いたと述べました。

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