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アメリカでは、6日、連邦議会上下両院の合同会議が開かれ、大統領選挙の各州の結果を承認する予定で、承認されれば、上院の議長を兼務するペンス副大統領が民主党のバイデン次期大統領の当選を正式に宣言し、選挙結果が最終的に確定することになっています。

これを前にトランプ大統領は、ツイッターに投稿し、選挙に不正があったと改めて主張したうえで、マイク・ペンス副大統領が行わなければならないのは州の結果を送り返すことだけだ。私たちは勝利する。マイク、実行しろ。勇気を示す時だ」と投稿しました。

トランプ大統領はこれまでもペンス副大統領に選挙の結果を認めない最終的な権限があるとして、副大統領が支援すれば勝利すると主張して異例の働きかけを強めています。

これに対してペンス副大統領は、声明を発表し、連邦議会が各州の選挙結果を承認すればそれを覆す権限は自分にないという考えを示し、権限があると主張するトランプ大統領との立場の違いが表面化しています。

トランプ大統領は6日にホワイトハウス前で開いた集会でもペンス副大統領に対して自分を支援するよう迫っていて、大統領への忠誠心を示してきたペンス副大統領の対応に注目が集まっています。

ジョージア州では5日、去年11月の連邦議会上院の選挙で結果が決まらなかった2議席の決選投票が行われ、6日も開票作業が続いています。

ABCテレビなど主要メディアはこのうち1議席民主党の新人候補のウォーノック氏が、共和党の現職を破って当選を確実にしたと伝えました。

また、残る1議席は日本時間の7日午前3時の時点で推定開票率98%、民主党の新人候補のオソフ氏が共和党の現職を1万7000票あまり上回っているものの、両候補の得票率が50%で並ぶ大接戦となっています。

この議席民主党の候補が獲得することになれば、上院の両党の勢力はいずれも50議席と同数となり、上院の議長をハリス次期副大統領が兼務することから民主党が事実上の多数派となって主導権を握ることになります。

こうした中バイデン次期大統領は6日、声明を発表し「ウォーノック氏の画期的な勝利を祝福する。集計が終わればオソフ氏も勝利すると期待している」として、議会上院で主導権を握ることに期待を示しました。

アメリカでは、6日、連邦議会上下両院の合同会議が開かれ、去年11月の大統領選挙を受けて各州で選出された538人の選挙人が12月行った投票結果を正式に集計しています。

通常、この手続きは形式的で短時間で終わりますが、今回は選挙で不正があったとするトランプ大統領の主張に同調する共和党議員の一部が西部アリゾナ州の結果に異議を申し立てたほか、ほかの州の結果についても異議を申し立てる構えを見せていて、異例の審議で長時間に及ぶ可能性もあります。

ただ、異議が認められるには上下両院の賛同を得る必要があることから、認められる可能性は低いと見られていて、バイデン次期大統領の当選が最終的に確定する見通しになっています。

一方、首都ワシントンでは選挙での不正を主張し、選挙結果に不満を持つトランプ大統領の支持者が大規模な抗議デモを行っていて、トランプ大統領も姿を見せ、「われわれは決して諦めないし、負けを認めることもない。選挙結果を盗むのはやめろ」と述べ、改めて選挙に不正があったという主張を繰り広げました。

市内では、デモをめぐる衝突や破壊行為に備え、建物のガラスが木の板で覆われ、州兵も出動して警戒にあたっています。

一方で、首都ワシントンでは不正が行われたと主張して選挙結果に不満を持つトランプ大統領の支持者らによる大規模な抗議デモが行われています。

前日から続くデモには全米から数万人が参加していて、このうち、ホワイトハウス近くの広場では、選挙での敗北を認めないトランプ大統領が集まった支持者を前に演説を行いました。

この中でトランプ大統領「われわれは決して諦めないし、負けを認めることもない。選挙結果を盗むのはやめろ」と述べて選挙結果を確定させる手続きの当日を迎えても敗北を認めない姿勢を強調しました。

そのうえでバイデン次期大統領の当選を正式に宣言する役割のペンス副大統領について、「正しいことをしてくれると願っている。そうでなければとても失望する」と述べ、なんらかの介入をすべきだとの考えを示しました。

会場やその付近には辺りを埋めつくすほど多くの支持者が集まり「トランプ大統領のために闘う」と声をあげていました。

デモに参加した女性は、「選挙での不正をきちんと調べるべきです。そうでなければ、私が投じた票がもはや意味をもたないようにすら感じてしまいます」と話していました。

別の男性は「残念ながら選挙結果が覆ることはないと思いますが、大統領への支持を示すためにやってきました」と話していました。

支持者たちはこのあと、選挙結果を確定させるための合同会議が開かれている連邦議会議事堂に向かって行進していきました。

トランプ大統領を支持する大規模な抗議デモの主催者の1人、エド・マーティン氏はNHKの取材に対し、「トランプ大統領が再選できなければ失望はするが、アメリカ第一主義を大切にする私たちの運動が終わることはない。むしろ私たちの絆は強まると思う」と述べ、バイデン次期大統領が就任してもトランプ大統領が主張してきたアメリカ第一主義を支持することに変わりはないと訴えました。

アメリカの連邦議会で大統領選挙の結果を確定するための審議が行われるなか、抗議デモを行っていた大勢のトランプ大統領の支持者たちが議会議事堂周辺に集まり、一部が建物の周囲に設置された鉄製のフェンスを乗り越え、警察官などの制止を振り切って議会の建物に侵入しました。

押し寄せた抗議デモの参加者たちは議会のバルコニーを占拠し、大きな声を上げたり、建物の中をアメリカの国旗やトランプ大統領を支持する旗を掲げて歩き回ったりしています。

これを受けて議場で行われていた審議は安全を確保するために中断される異例の事態となりました。

連邦議会議事堂の周辺には数万人に上ると見られるデモ隊が押し寄せていて、首都ワシントンのバウザー市長は6日午後6時からの夜間外出禁止令を出し、現地では緊張が高まっています。

アメリカでは6日、去年11月の大統領選挙の結果を確定する連邦議会上下両院の合同会議が開かれました。

会議では各州の選挙人による投票結果の集計が行われましたが、一部の共和党議員が選挙での不正を訴えるトランプ大統領に同調して、西部アリゾナ州のバイデン氏勝利の結果に異議を申し立てました。

さらに、議会の周辺で抗議活動をしていたトランプ大統領の支持者が議事堂を包囲し、一部が建物の窓ガラスを割るなどして内部に侵入して一時的に議事堂を占拠し、議員らは避難を余儀なくされて審議は中断しました。

首都ワシントンの警察によりますと、この混乱のなか議事堂内で女性1人が銃で撃たれ、死亡したということで、詳しい状況を調べています。

トランプ大統領はこれに先立ち集会で支持者に議事堂に向かうよう呼びかけていましたが、混乱を受けて帰宅を呼びかけ、議事堂に侵入したデモ隊も警察などにより排除されました。

これを受けて民主党ペロシ下院議長は、合同会議の議長を務めるペンス副大統領や共和党と協議した結果、安全などが確認されれば、6日夜にも審議を再開することを決めたと議員らに伝えました。

ワシントンでは日本時間の午前8時から夜間外出禁止令が出され、警戒が続いていて、合同会議ではバイデン次期大統領の当選が確定する見通しです。

議事堂で撮影されたとする映像ではデモの参加者とみられる複数の男たちが盾のようなものを使って窓ガラスを割ったあと、窓枠に手をかけて建物に次々と侵入する様子が確認できます。

またNBCテレビは民主党ペロシ下院議長の執務室にトランプ大統領の支持者が侵入した様子だとする写真をツイッターで伝えています。

議事堂周辺には依然として多数のトランプ大統領の支持者たちが集まり混乱は収まっておらず、アメリカのABCテレビなど主要メディアは特設ニュースで、連邦議会に多数の暴徒が侵入するという異例の事態を伝えています。

アメリカの首都ワシントンの警察によりますと、連邦議会議事堂の中で現地時間の6日午後、日本時間の7日朝早く銃で撃たれて手当てを受けていた女性1人が死亡したということです。

撃たれたときの詳しい状況はわかっていませんがアメリカのNBCテレビは死亡した女性は警備にあたっていた当局者に撃たれたと伝えています。

アメリカの一部のメディアは、議会のドアを壊して内部に侵入しようとするトランプ大統領の支持者に向けて警備員らが銃を構えている様子だとする写真などを使いながら、議会内の緊迫した様子を伝えています。

トランプ大統領は日本時間の7日午前6時半ごろ、ホワイトハウスで撮影したと見られる1分ほどの動画をツイッターに投稿し「皆さんの痛みはわかる。選挙はわれわれから盗まれた。われわれが大きく勝ったのは相手側がよくわかっている。だが、いまは家に戻るべきだ。そして、平和と法と秩序が必要だ」とデモ隊に撤収を呼びかけました。

アメリカのペンス副大統領はツイッターに「議事堂での暴力と破壊はいますぐやめなければならない。建物を直ちに離れるべきだ。この攻撃は許されず、関わった者は最大限、罪を問う」と投稿し、デモ隊に強く警告しました。

アメリカメディアによりますと、ペンス副大統領は議事堂から避難したということです。

バイデン次期大統領は6日、地元デラウェア州で会見し「われわれの民主主義が前例のない攻撃を受けている」と述べ、非難しました。

そのうえで「これは抗議ではなく暴動だ。この混乱を今、終わらせなければならない。暴徒はひきさがり民主的な手続きを前に進めさせるよう求める」と訴えました。

さらに「大統領のことばこそ重要だ」と強調し、トランプ大統領に対して、支持者に議会の占拠などをやめるよう呼びかけることを求めました。

トランプ大統領の支持者たちがアメリカ議会に侵入し混乱が起きたことについて、民主党ペロシ下院議長はツイッターに投稿し「トランプ大統領がすべての支持者に対して連邦議会とその周辺から直ちに立ち去るように呼びかけるよう求める」と非難しました。

またトランプ大統領に近い共和党のグラム上院議員ツイッターに「暴力をやめ、狂気を終わらせるべきだ」と投稿しています。

そしてブッシュ元大統領は声明を出し「おぞましくひどい光景だ。これは政治が不安定な国の選挙結果で争いが起きたときの様子で、民主国家の私たちの国で起きることではない。一部の政治家による無謀なふるまいにぞっとする思いだ」として、トランプ大統領や一部の大統領の支持者を強く非難しました。

アメリカの連邦議会議事堂での混乱について、ヨーロッパからは非難する声があがっています。

イギリスのジョンソン首相は6日夜、みずからのツイッターに投稿し、トランプ大統領の支持者が議事堂に侵入したことについて恥ずべき光景だとしたうえで「アメリカは世界の民主主義を象徴している。平和的で秩序ある政権の移行が今こそ重要だ」と述べました。

フランスのルドリアン外相はツイッターに投稿し「民主主義に対する攻撃だ。アメリカの国民の投票は尊重されなければならない」と強く非難したほか、ドイツのマース外相はトランプ大統領とその支持者はアメリカの有権者の決定を受け入れ、民主主義を踏みつけるのをやめるべきだ」などと書き込み、暴力的な行為を批判しました。

また、EUヨーロッパ連合もミシェル大統領が「アメリカの連邦議会は民主主義の殿堂だ。平和的な政権移行が行われると信じている」と投稿しました。

ジョージア州連邦議会上院議員の選挙は去年11月、大統領選挙と同時に実施された本選挙で結果が決まらず、5日に2議席をめぐる決選投票が行われました。

これについてABCテレビなど主要メディアは6日、いずれも民主党の新人のウォーノック氏とオソフ氏の2人が共和党の現職を破って当選を確実にしたと伝えました。

この結果が確定すれば、議会上院の定数100のうち、共和党民主党系がいずれも50議席を確保して同数となり、上院の議長はハリス次期副大統領が務めることになるため、民主党が事実上の多数派となって主導権を握ることになります。

議会は法案や予算案を審議し、中でも上院は政府高官などの人事を承認する権限を持ちます。

民主党は議会下院でも多数派を占めており、バイデン次期大統領としては政権与党となる民主党が議会の上下両院で主導権を確立することで、議会の協力を得やすくなり、人事や政策にも影響を与えるとみられます。

アメリカの首都ワシントンの警察によりますと、連邦議会議事堂の中で現地時間の6日午後、日本時間の7日朝早く銃で撃たれて手当てを受けていた女性1人が死亡したということです。
撃たれたときの詳しい状況はわかっていませんがアメリカのNBCテレビは死亡した女性は警備にあたっていた当局者に撃たれたと伝えています。

ツイッターによりますと、アメリカの連邦議会で起きた今回の混乱に関連してトランプ大統領の投稿に重大な規定違反があったとして、3件の投稿を閲覧できなくし、大統領に削除を求めたということです。

投稿の中の動画でトランプ大統領「選挙は盗まれた。われわれが勝ったのは相手側がよくわかっている」などと大統領選挙の不正を主張していました。

ツイッターは、投稿が削除されたあと大統領のアカウントを12時間停止するほか、今後も違反が続けば、永久にアカウントを止めるとしています。

また、フェイスブックも「今回の混乱を緊急事態ととらえている」としたうえで、トランプ大統領の動画について「暴力のリスクを減らすというより、助長すると判断した」として削除しました。

そして、24時間、投稿できなくなるようにする方針を示しました。

このほか、ユーチューブも選挙の結果に関して誤った情報が拡散することを防ぐためとしてトランプ大統領の動画を削除し、ソーシャルメディア各社が対応を取りました。

オバマ前大統領はアメリ連邦議会で起きた混乱について声明を発表し「連邦議会での暴力は、現職の大統領が合法的な選挙結果について根拠のないうそをつき続けたことで引き起こされたもので、われわれの国の大いなる不名誉と恥として歴史に刻まれるだろう」とトランプ大統領を強く非難しました。

そのうえで「今、共和党の指導者たちは民主主義が冒とくされた議場で選択を迫られている。このまま、この道を進み、火をあおり続けることもできるし、現実を選択して火を消すための第一歩を踏み出すこともできる。彼らはアメリカを選ぶことができる」として、共和党の議員に対し、トランプ大統領への同調をやめるよう求めました。

また、クリントン元大統領も声明を発表し「きょう私たちは連邦議会憲法、そしてわれわれの国に対する前例のない攻撃を受けた。この攻撃は意図的に誤った情報を広め、私たちの国に不信感を植え付け、アメリカ人どうしを敵対させた毒のような政治によってあおられた」とトランプ大統領を強く非難しました。

そのうえで「選挙は公平に行われ、結果は揺るがない。われわれは憲法が定める平和的な政権移行を完了しなければならない。きょうのような暴力を拒否し、共に前進しなければならない」と訴えました。

トランプ大統領の支持者が連邦議会議事堂を一時占拠し、審議が中断するという前例のない事態のあと、ホワイトハウスの幹部らが相次いで辞意を表明していて、トランプ大統領から距離を置く動きが加速していることがうかがえます。

このうちトランプ大統領のメラニア夫人の首席補佐官で、ホワイトハウスの報道官なども務めたステファニー・グリシャム氏は6日、ツイッターに「ホワイトハウスで国のために働くことができて光栄だった」などと投稿し、辞任を表明しました。
理由は明らかにしていませんが、メディアはトランプ大統領の支持者らによる連邦議会の占拠が影響したと伝えています。

また、ホワイトハウスのマシューズ副報道官も6日、連邦議会が占拠されたことへの不快感を示したうえで辞任を表明しました。

さらに複数のメディアは、ホワイトハウスで安全保障問題を担当するオブライエン補佐官やポッティンジャー次席補佐官など、トランプ大統領の側近のほか、ホワイトハウスの複数の中堅の職員も辞任を検討していると伝えていて、今回の前例のない事態をきっかけにトランプ大統領から距離を置く動きが加速していることがうかがえます。

今回の混乱を受け、連邦議会民主党の下院議員17人は6日、ペンス副大統領に対し、憲法の規定に基づきトランプ大統領を解任するよう求める書簡を送ったことを明らかにしました。

大統領の地位の継承について定めた憲法修正第25条は、副大統領と閣僚の過半数が「大統領が職務を行うことができない」と議会に通告した場合、副大統領が代わりに職務を行うと規定しています。

書簡では、今回の事態について、トランプ大統領が直前に開かれた集会で支持者に対し、議会に向かうよう求めるなど、大統領みずからが混乱を招いたと指摘しています。

そのうえでトランプ大統領が選挙結果を力で覆すために暴力と社会の不安をあおったことは、明らかに基準を満たしている。民主主義のために憲法修正第25条を行使し、トランプ大統領を権力から排除するプロセスを開始することを強く求める」としています。

また、アメリカの複数のメディアは関係者の話として、トランプ政権の閣僚の一部が憲法修正第25条の行使について議論したと伝えました。

どこまで踏み込んだ議論が行われたのかや、ペンス副大統領が、これを支持しているのかどうかについては明らかになっていないものの、トランプ大統領がデモ隊を積極的に止めようとしなかったことに、多くの閣僚が恐ろしさを感じたとしています。

アメリカでは6日、去年11月の大統領選挙の結果を確定する連邦議会上下両院の合同会議が開かれました。

会議では、各州の選挙人による投票結果の集計が行われましたが、一部の共和党議員が選挙での不正を訴えるトランプ大統領に同調して、西部アリゾナ州のバイデン氏勝利の結果に異議を申し立てました。

さらに議事堂の周辺では、トランプ大統領の支持者の抗議集会が開かれ、トランプ大統領も参加して「われわれは負けを認めない。議事堂に向かおう」と呼びかけました。

こうした中、支持者が議事堂を包囲し、一部が建物の窓ガラスを割るなどして内部に侵入して一時、占拠する事態となり、議員らは避難を余儀なくされて審議は中断されました。

首都ワシントンの警察によりますと、この混乱の中、議事堂内で女性1人が銃で撃たれて死亡したということです。

その後、デモ隊は警察などに排除され、審議は日本時間の午前10時すぎに再開されて、議長を務めるペンス副大統領は冒頭「アメリカ議会の歴史の中で暗黒の日になった。ここで起きた暴力を最も強いことばで非難する」と述べたほか、共和民主両党の議員も相次いでデモ隊の行動を非難しました。

さらに、選挙での不正を訴えていた共和党上院議員が「けさワシントンに来たときは選挙結果に異議をとなえるつもりだったが、きょうのことで考え直した。良心に従い反対しない」と述べると、議場では、これを支持する拍手が起きました。

議会での審議は続いていて、順調に進めばバイデン次期大統領の当選が確定する見通しです。

現地では、かつてない混乱に衝撃が広がっていて、夜間外出禁止令も発令されて厳重な警戒が続いています。

国連のグテーレス事務総長は6日「政治指導者は支持者に対し、暴力を自制し、民主的な手続きと法の支配を尊重する必要性を説くことが大切だ」とする声明を発表しました。

名指しは避けつつ、トランプ大統領の姿勢に懸念を示したものとみられます。

インドのモディ首相は7日「秩序ある平和的な政権移行が行われなければならない。違法な抗議活動によって民主主義のプロセスが損なわれることは許されない」とツイッターに投稿し、暴力的な行為を非難しました。

首都ワシントンの警察幹部は6日夜、記者会見を開き、連邦議会が占拠された混乱の中、女性1人が警察官に銃で撃たれて死亡したほか、3人がそれぞれ「医療的な緊急事態」で亡くなったと明らかにしました。また不法侵入などの疑いで52人を逮捕したとしています。

それによりますと、議事堂に侵入した人たちの一部が審議中の議場に入ろうとして警察官が発砲し、成人女性1人が撃たれて病院に搬送されましたが、死亡したということです。

またこの女性とは別に、議事堂周辺で3人がそれぞれ「医療的な措置を要する緊急事態」で亡くなったとしていますが、混乱との関係ははっきりしていません。

一方、警察幹部は6日夜までに銃の不法所持や不法侵入、夜間外出禁止令に違反した疑いなどで52人を逮捕したほか、民主党共和党の全国委員会の建物でパイプ爆弾が見つかったと明らかにしました。

バウザー市長は記者会見で、一連の混乱について「アメリカの民主主義に対する前例のない攻撃だ。アメリカの大統領によって扇動されたもので、その責任を問われなければならない」と述べて、トランプ大統領の言動が事態を招いたと厳しく非難しました。

そのうえで治安を確保するためとして、6日に出した非常事態宣言をバイデン次期大統領が就任する今月20日まで延長したとしています。

議会では、トランプ大統領の支持者らによる議事堂の占拠に共和、民主両党から非難の声が相次ぎ、ホワイトハウスの幹部らが辞任を表明するなど大統領と距離を置く動きも出ています。

アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会上下両院の合同会議は6日、各州の選挙人による投票結果の集計を行いました。

しかし、開始からしばらくして選挙での不正を訴えるトランプ大統領の支持者らが議事堂に押し寄せて包囲し、一部が侵入して建物を占拠する事態となり、審議は中断しました。

この混乱で議場に入ろうとした女性1人が警察官に銃で撃たれて死亡したほか、3人が「医療的な措置を要する緊急事態」で亡くなり、50人以上が逮捕されました。

デモ隊はその後、警察などに排除され、審議は日本時間の7日午前から再開されて現在も続いています。

会議では、一部の州でバイデン氏勝利の結果に異議が申し立てられましたが、共和、民主両党の議員からはトランプ大統領の支持者らによる議事堂への侵入と占拠への非難が相次ぎ、大統領に同調して選挙に不正を訴えていた議員数人が一転して異議を取り下げました。

会議では各州の選挙人による投票結果を承認して、バイデン次期大統領の当選が確定する見通しです。

一方、ホワイトハウスでは、メラニア夫人の首席補佐官が辞任を表明したほか、大統領の側近で、安全保障問題を担当するポッティンジャー次席補佐官も辞任したと報じられるなど、混乱を受けて大統領と距離を置く動きも出ています。

アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会上下両院の合同会議は6日、各州の選挙人による投票結果の集計を行いました。

しかし、開始からしばらくして選挙での不正を訴えるトランプ大統領の支持者らが議事堂に押し寄せて包囲し、一部が侵入して建物を占拠する事態となり、審議は中断しました。

この混乱で、議事堂で女性1人が警察官に銃で撃たれて死亡したほか、議事堂周辺で3人が「医療的な措置を要する緊急事態」で亡くなり、50人以上が逮捕されました。

その後、デモ隊は排除され、日本時間の7日午前から、審議が再開されました。

会議では西部アリゾナ州や東部ペンシルベニア州でバイデン氏勝利の結果に異議が申し立てられましたが、上院下院それぞれの審議で反対多数で否決されました。

この結果、バイデン氏が全米538人の選挙人のうち当選に必要な270人を超える306人を獲得したことが承認され、議長を務めるペンス副大統領が宣言して、バイデン次期大統領の当選が正式に確定しました。

バイデン氏は今月20日、第46代アメリカ大統領に就任します。

ただ、共和、民主、両党の議員からはトランプ大統領の支持者らによる議事堂への侵入と占拠への非難が相次ぎ、大統領に同調して選挙で不正があったと訴えていた議員数人が一転して、異議を取り下げました。

ホワイトハウスでもメラニア夫人の首席補佐官が辞任を表明したほか、大統領の側近で、安全保障問題を担当するポッティンジャー次席補佐官が辞任したと報じられるなど、混乱を受けて大統領と距離を置く動きも出ています。

バイデン次期大統領の当選が連邦議会で確定したあと、ホワイトハウスの高官で大統領の側近のスカビノ氏は、ツイッタートランプ大統領の声明を投稿しました。

声明では「選挙結果にはまったく同意できず、私が正しいが、今月20日には秩序だった政権移行が行われるだろう。私は合法な票だけが集計されるまで闘い続けると常に言ってきた。これは大統領の歴史上、最も偉大な1期目の終わりを示す一方、アメリカを再び偉大にするわれわれの闘いの始まりにすぎない」としています。

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