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ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は去年8月、化学兵器の神経剤で襲われたとみられ、17日、療養先のドイツから5か月ぶりに帰国した直後、空港で拘束されました。

モスクワの裁判所は18日、ナワリヌイ氏が過去の刑事事件で執行猶予付きの有罪判決を受けながら、みずからの居場所を知らせる義務に違反したとする当局の主張を認め、モスクワ郊外の施設で30日間勾留することを決定しました。

ロシアの当局は勾留期間中にナワリヌイ氏の執行猶予の取り消しを求める方針を示していることから、支持者の間では、ナワリヌイ氏がそのまま刑務所に収監されるのではないかと懸念が強まっています。

ナワリヌイ氏が率いる団体の理事のひとりは「この勾留施設は、ナワリヌイ氏を毒殺しようとした治安機関の管理下にある」とツイッターに投稿し、危機感を示しました。

アメリカやイギリス、それにドイツなどの欧米諸国は、ロシア政府に対し、ナワリヌイ氏の即時釈放を求める声明を相次いで発表し、プーチン政権に対する非難を一層強めています。

ドイツからロシアに帰国した直後に拘束された野党勢力の指導者ナワリヌイ氏について、国連で人権問題を担当するカラマール特別報告者とカーン特別報告者は18日、連名で声明を発表しました。

声明では「ロシア当局がナワリヌイ氏がドイツで数か月間療養していたことを知りながら拘束したことは、恐ろしいことだ」と非難したうえで、即時の釈放を求めています。

そして「ナワリヌイ氏の処遇を今後も見守っていく」としてプーチン政権の対応を注視する構えを示しました。

イギリスのラーブ外相は18日、声明を発表し、ナワリヌイ氏の勾留について、当局による恣意的(しいてき)な決定で、恐るべきことだと指摘し、条件を付けることなく速やかに釈放するよう改めて求めました。

そして、「ナワリヌイ氏は神経剤による襲撃の被害者だ。ロシア当局は、ロシア国内で化学兵器が使用されたことを調査し、説明すべきだ」と厳しく批判しました。

ロシアのラブロフ外相は18日、年頭の記者会見をオンラインで開き、日本政府が、配備を断念した新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策として新型のイージス艦2隻を建造することについて言及しました。

ラブロフ外相は「たとえ船の上であったとしても、ミサイルはロシアの領土の大部分に到達できる」と述べ、ロシアへの脅威は変わらないと懸念を表明しました。

また「日本が、ロシアのことを敵だとみなす国との同盟関係を深めていることが特殊な状況を作り出している」と述べ、日米関係を注視するとともに、平和条約交渉を進めるうえで安全保障上の懸念の解消を重視する立場を示しました。

プーチン政権は、新型コロナウイルスの影響で日本との対話が大幅に減る中でも、経済や医療の分野での連携は望む一方、平和条約交渉に関しては安全保障上の問題などをあげて強硬な姿勢を示し続けています。

#反ロシア#対中露戦

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