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ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は去年8月、旅客機で移動中に突然意識を失ってドイツの病院で治療を受け、国際的な調査報道グループは、ロシアの治安機関が化学兵器の神経剤を使って襲ったとする調査結果を先月、公表しています。

ナワリヌイ氏は17日、療養先のドイツからロシアに帰国し、モスクワの空港で「私は何も恐れず、いつもどおり、家に帰るだけだ。自分が正しいことを知っている」と述べました。

しかしその直後、入国審査を受ける際に拘束され、同行していた弁護士の抗議にもかかわらず、連行されました。

ロシアのインターファクス通信によりますと、ナワリヌイ氏には過去の刑事事件で執行猶予付きの有罪判決が出ており、みずからの居場所を知らせる義務に違反したため拘束されたということです。

ナワリヌイ氏を標的とした毒殺未遂疑惑をめぐっては、去年9月、G7=主要7か国の外相が「最も強いことばで非難する」との共同声明を発表しており、今回の拘束をきっかけに、プーチン政権に対する欧米諸国の批判が一層強まることが予想されます。

アメリカのポンペイ国務長官は17日、声明を発表し「アメリカはナワリヌイ氏を拘束するというロシアの決定を強く非難する。ナワリヌイ氏やロシア政府に批判的な他の反対勢力の人物を黙らせるための一連の試みで、我々は重大な懸念を持っている」とロシア政府を非難しました。

そのうえで「アメリカはロシア政府に対して全ての政党と選挙の立候補者を平等に扱うよう求める。ナワリヌイ氏の即時かつ無条件の釈放を要求する」としています。

また、バイデン次期政権で安全保障問題担当の大統領補佐官に起用されるサリバン氏は、ツイッターに「ナワリヌイ氏は直ちに釈放されるべきだ。ナワリヌイ氏に対するロシア政府による攻撃は人権侵害であるだけでなく、ロシアの人々に対する侮辱だ」と投稿し、ロシア政府を非難しました。

EUヨーロッパ連合のミシェル大統領は17日、ツイッターに「受け入れられるものではない。ロシア当局に対し直ちに釈放するよう求める」と投稿し、ロシアの対応を強く非難しました。

フランス外務省の報道官は17日、声明を出し、ナワリヌイ氏が空港で拘束されたことに懸念を示したうえで「ヨーロッパ各国とともに最大の警戒心をもって状況を見守る」として、ロシア政府に対し、ナワリヌイ氏を速やかに釈放するよう求めました。

#反ロシア#対中露戦

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