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トランプ大統領は、憲法の規定で現地時間の20日正午に任期を終えるのを前に、午前8時すぎに大統領専用のヘリコプターでホワイトハウスをあとにしました。

このあと、首都ワシントン郊外の軍の基地で離任の式典が行われ、トランプ大統領は「多くのことを成し遂げた、信じられない4年間だった。この場に来てくれた私の家族や友人たち、スタッフの懸命な努力に感謝したい」と述べました。

そして経済や雇用、新型ウイルスのワクチン開発などに言及し、みずからの実績だと強調したうえで「次の政権には強い幸運と大きな成功を祈っている。すばらしいことができる素地ができている」と述べて、最後にバイデン次期政権にエールを送りました。

トランプ大統領はこのあと大統領専用機でフロリダ州に向かい、バイデン氏と顔を合わせることはありませんでした。

大統領就任式では前任の大統領が参列して新大統領の誕生を祝うのが恒例で、平和的な権力の移行の象徴とも受け止められていますが、トランプ大統領は欠席し、152年前の1869年以来の、前任の大統領不在の式典となります。

ホワイトハウスをあとにしたアメリカのトランプ大統領は、バイデン次期大統領の就任式が始まる直前の日本時間21日午前1時ごろ、邸宅のあるフロリダ州の空港に到着しました。
トランプ氏は就任式には出席せず、新旧の大統領が顔をそろえない異例の就任式となります。

大統領就任式は日本時間の21日未明、首都ワシントンの連邦議会議事堂の前で行われました。

就任式は新旧大統領が顔をそろえるのが恒例ですが、トランプ前大統領は欠席し、ペンス前副大統領や歴代の大統領夫妻が参列するなか、民主党ジョー・バイデン氏が宣誓して第46代大統領に就任しました。

バイデン新大統領は78歳、歴代大統領では最高齢となります。
バイデン新大統領は就任演説でまず「きょうはアメリカの日であり、民主主義の日だ。民主主義が勝利を収めた」と述べました。

その上で「分断は深く現実のものだ。私は国民と国家の結束に全身全霊を尽くす。すべての国民に加わってほしい」と訴えました。

さらに「共和と民主、地方と都市、保守とリベラルという無意味な争いをやめなければならない。相手に心を開けばできるはずだ」として「私はすべての国民の大統領になると誓う。私を支持してくれた人だけでなく、支持しなかった人のためにも同じように懸命に闘う」と強調しました。

またバイデン新大統領は「同盟を修復し、再び世界に関与する」と述べ、国際協調を重視する姿勢を示しました。

演説では終盤、新型コロナウイルスの犠牲者に黙とうをささげたあと、「今は試練の時にある。民主主義と真実への攻撃、猛威をふるうウイルス、格差の拡大、人種差別、気候変動に直面している。すべてに同時に向き合い、かつてないほど大きな責任を果たさなければならない」と指摘した上で「恐怖ではなく希望、分断ではなく結束、暗闇ではなく光の物語をともに紡ごう」と呼びかけました。

就任式は、今月6日、トランプ氏の支持者らが首都ワシントンの連邦議会議事堂を一時占拠する事態が起きたことを受けて、首都ワシントンをはじめ、全米各州の議事堂などでも厳重な警備態勢がとられる中で行われました。

これまでのところ、ワシントンをはじめ全米各地でも、過激な抗議行動といった大きな混乱は伝えられていません。
バイデン新大統領はこのあと新型ウイルス対策や気候変動、移民政策などを巡る文書に署名し、トランプ前政権からの転換を打ち出す見通しですが、トランプ前大統領の支持者らの反発は強く、多くの難題にどう向き合うか、早くもその手腕が問われることになります。

今回の就任式では新型コロナウイルスの感染対策のため連邦議会からホワイトハウスまでの間で行われてきた恒例のパレードは実施されず、代わりにインターネット上で「バーチャル・パレード」と題した催しが行われました。

「バーチャル・パレード」では全米各州で撮影された映像が流され、市民らはマーチングバンドやダンスで新しい大統領の就任を祝いました。

また、新型コロナウイルスに立ち向かう医師や軍の兵士らをたたえる動画も放送されました。

さらに、先住民やラテン系アメリカ人、中国系アメリカ人がそれぞれの民族に伝わる楽器や踊りで新政権の発足を祝うなど、「バーチャル・パレード」はアメリカの多様性を強調した内容となりました。

アメリカのバイデン新大統領の就任を受けて、菅総理大臣は、21日午前2時すぎ、みずからのツイッターに、お祝いのメッセージを投稿しました。

メッセージは「バイデン大統領、ハリス副大統領、ご就任おめでとうございます。 日米は普遍的価値を共有する、強い絆で結ばれた同盟国です。日米同盟の強化や『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、今後バイデン大統領と協力していけることを楽しみにしています」と、日本語と英語でつづっています。

台湾の蔡英文総統は(さい・えいぶん)バイデン新大統領の就任式をうけて、祝福のメッセージをツイッターに投稿しました。この中で蔡総統は「あなたの政権がすべてにおいて成功を収めることを願っています。台湾は一緒に働く準備ができています」と述べました。

台湾当局の代表機関「駐米台北経済文化代表処」は、蕭美琴代表が(しょう・びきん)バイデン新大統領就任式の実行委員会から招待を受けたと発表しました。台湾の与党・民進党によりますと、台湾の大使にあたる代表が正式な招待を受けて就任式に出席するのは1979年にアメリカと外交関係がなくなってから初めてだということです。蕭代表は就任式が始まる前、会場の連邦議会議事堂を背にして「民主主義は私たちの共通の言語であり、自由は私たちの共通の目標だ。次の政権と協力して互いの価値と利益を高めていくことを楽しみにしている」と話す動画をツイッターに投稿しました。

バイデン新大統領の就任に関連してロシア大統領府のペスコフ報道官は「ロシアはこれまで通りアメリカとの良好な関係を求め続ける。それに対応する政治的な意志があるかどうかはバイデン氏と彼のチームにかかっている」と述べ、トランプ前政権との間で悪化した関係を改善させられるかどうかはアメリカの出方次第だと強調しました。

また、ロシア外務省はコメントを発表し、来月に失効が迫るアメリカとロシアの核軍縮条約「新START」をめぐって「前提条件なしに延長することは可能で、最長5年の延長が望ましい」として、条約の延長を呼びかけました。

プーチン政権としては、「新START」をめぐる交渉をきっかけにバイデン新政権との対話を進める機運を高めたい考えとみられます。

ただ、バイデン氏はこれまでプーチン大統領を「独裁者」などと呼んで繰り返し批判していて、ロシアではバイデン新政権がヨーロッパとの結束を取り戻しロシアに対していっそう強硬な政策をとるのではないかと警戒する見方が出ています。

イギリスのジョンソン首相は20日、地元メディアとのインタビューでバイデン新大統領とハリス新副大統領に祝意を示した上で、「われわれはともに取り組んでいく共通の課題がある。新型コロナウイルスで受けた影響からの回復に向けて、国際社会がまとまっていく必要がある。気候変動への取り組みも重要だ」と述べました。またジョンソン首相は、バイデン新大統領がヨーロッパとの関係を重視しているという認識を示した上で、アメリカとの緊密な関係を築くことはイギリスの首相にとって重要な職務だと強調しました。

一方、ジョンソン首相はツイッターにも「気候変動や新型コロナウイルス対策など私たちに関わる重要な課題についてアメリカのリーダーシップは不可欠だ。バイデン新大統領とともに仕事ができることを楽しみにしている」と投稿しました。

フランスのマクロン大統領はみずからのツイッターで「アメリカのパリ協定への復帰を歓迎する。お帰りなさい」と投稿し、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に復帰する方針を示すバイデン新大統領が就任したことを歓迎しました。

その上で「現代の課題はともに取り組むことで解決できる。ともに地球のために行動をとることが気候変動の結果を変えることができる」と述べてアメリカと連携を深めることに期待を示しました。

ことしのG20サミット=主要20か国の首脳会議で議長国を務めるイタリアのコンテ首相はみずからのツイッターで「きょうはアメリカ国内にとどまらず民主主義にとって偉大な日だ。イタリアはアメリカとともに共通の国際的な課題に取り組む準備はできている」と投稿してバイデン新大統領とハリス新副大統領の就任を祝福しました。

インドのモディ首相はバイデン新大統領の就任についてツイッター祝意を示し、「両国の戦略的パートナーシップを高めるためにともに働くことを楽しみにしています」と述べました。

また、母親がインド出身でインドにゆかりのあるハリス新副大統領についても「ハリス氏の副大統領就任おめでとうございます。歴史的な出来事です。両国の関係をより強固なものにするために交流することを楽しみにしています」と祝福しました。

茂木外務大臣は、21日午前7時ごろ、みずからのツイッターに日本語と英語でお祝いのメッセージを投稿しました。

このなかでは「アメリカの大統領、副大統領に就任された ジョー・バイデン氏とカマラ・ハリス氏に心からお祝い申し上げます。バイデン新政権との間で日米同盟をさらに強化するとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の実現や新型コロナ、気候変動などへの対応に関し、協力を深めていくことを楽しみにしています」としています。

【民主主義の勝利】
バイデン新大統領は就任演説の冒頭で「きょうはアメリカの日であり、民主主義の日だ。民主主義が勝利を収めた」と述べました。

【国民の結束に全身全霊】
そして「われわれは政治的な過激主義や白人至上主義、それに国内テロの台頭に立ち向かい打ち破らなければならない。こうした課題を乗り越えアメリカの心を取り戻し未来を確かなものにするためには結束が必要だ。私はアメリカの国民と国家を結束させることに全身全霊を尽くす。怒りや憎悪、過激主義、暴力や伝染病などと闘うために」と約束しました。

【お互いの声に耳を傾けよう】
さらに分断の解消に向けて「お互いの声に再び耳を傾けよう。理解し合い向き合い敬意を示そう。政治は何も立ちはだかるすべてのものを破壊する燃えさかる炎である必要はない。事実そのものが改ざんされ、作り出される文化を拒絶しなくてはならない」と呼びかけました。

【変化は可能】
また、ハリス副大統領の就任についても触れ「きょう、アメリカ史上初めての女性として、カマラ・ハリス副大統領が就任の宣誓を行った。物事を変えることは可能なのだ」と述べました。
【すべてのアメリカ人のための大統領に】
その上で「私はすべてのアメリカ人のための大統領になることを誓う。私を支持した人のためと同じぐらい、支持しなかった人のためにも懸命に闘う」と強調しました。

【同盟を修復し世界を導く】
さらに、アメリカ第一主義を掲げたトランプ前政権を念頭に「われわれは同盟を修復し再び世界に関与する。力を示すだけでなく、模範となることで世界を導いていく」と述べ、国際協調を重視する姿勢をあらためて示しました。

【新型コロナ】
演説の終盤、バイデン氏は式典の参加者に呼びかけ、アメリカで新型コロナウイルスによって亡くなったおよそ40万人に黙とうを捧げました。

【かつてない重大な責任】
そして「いまは試練の時だ。民主主義と真実への攻撃、猛威をふるうウイルス、格差の拡大、人種差別、気候変動、そして世界でどのような役割を果たすか。アメリカはこれらすべてに同時に向き合い、かつてないほど重大な責任を果たさなければならない」と述べた上で、「神と、皆さん全員に約束する。私は憲法を守る。民主主義を守る。アメリカを守る。そして、アメリカの物語をともに紡いでいこう。恐怖ではなく希望の、分断ではなく結束の、暗闇ではなく光の物語を」と呼びかけました。

不正で当選したくせに
お前は民主主義が勝ったんじゃなくて民主主義を冒涜したんだよ

バイデン次期米大統領は、就任後直ちに世界保健機関(WHO)との関係改善に乗り出す方針で、話し合いのため米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長を派遣する。新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)への対応を巡り、WHOとの関係はトランプ政権下で悪化していた。

  次期政権は今週開催されるWHO執行理事会の会合に参加する計画で、ファウチ氏をトップとする代表団を協議のため派遣する。WHOへの関与を再開した後、新政権は組織強化・改革にWHOと共に取り組む方針。バイデン氏の政権移行チームが公表したファクトシートで明らかになった。


  トランプ大統領は昨年5月、WHOを中国寄りと批判し、コロナに関して正確な情報を提供しなかったとして脱退する方針を表明していた。米国はWHOの最大の資金拠出国。

バイデン氏、200億ドルのワクチン接種計画盛り込む-追加経済対策に

  バイデン次期大統領はコロナ感染拡大を抑制するため、省庁オフィスビルを含む全ての連邦機関の建物内と連邦政府所有地内で、連邦職員と請負業者にマスク着用や物理的な距離の維持を義務付ける大統領令に署名する。国民に公の場でマスクを着用させる100日間の取り組みの一環。

  バイデン氏はさらに、連邦政府の管轄内の列車や航空機でのマスク着用を義務付ける大統領令にも向こう数日以内に署名する見込みという。

原題:Biden to Mend World Health Organization Ties, Ask Fauci to Speak(抜粋)

アメリカのバイデン新大統領は20日、就任式で第46代大統領に就任したあと、ホワイトハウスに入り、執務を開始しました。

そしてトランプ前大統領がアメリカに不公平な経済的負担を強いているとして離脱を表明し、去年、正式に離脱した地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に復帰するための文書に署名しました。

バイデン新大統領は気候変動を安全保障上の脅威とみなし、その対応を新政権の最優先課題の1つに位置づけて取り組みを強化する方針を示しています。

その上で、再生可能エネルギーへの投資を拡大するとともに100日以内に国際会議を開き、各国への働きかけを強める考えを明らかにしていて、今回の署名により国内外に新政権の姿勢を示すとともにトランプ前政権からの転換を印象づける狙いもあるとみられます。

新政権によりますと、アメリカ政府として復帰のための文書を20日付けで国連に提出し、30日後に正式にパリ協定に復帰するということで、今後、国際社会で再び指導力を示すことができるかが問われることになります。

バイデン新大統領は新型コロナウイルスの感染対策として連邦政府の建物のなかで、大統領の権限でマスクの着用を義務づけることを命じる文書に署名しました。

バイデン新大統領は、政権発足から100日間に新型コロナウイルスへの対策に集中して取り組む考えを示していて、アメリカ国内でワクチンの1億回分の接種を目指す方針を掲げると共に、日本円で200兆円規模の追加の経済対策の実現に取り組むとしています。

ローマ教皇フランシスコは20日、バイデン新米大統領に、国内の和解に向けた努力を神が導いてくださるよう祈っているとのメッセージを送った。バイデン氏は、建国以来2人目となるカトリック教徒の大統領。

教皇はまた、バイデン大統領が、真の正義と自由に彩られ、特に貧困者、弱者、発言力のない人々を中心に、すべての個人の権利と尊厳を尊重するという特色を持つ社会の構築に向け努力するよう期待すると述べた。

メッセージは、「貴殿の指導のもと、米国民が高邁な政治・倫理・宗教的価値観から力を得続けていけるように。この価値観は建国以来、貴国を励ましてきた」と呼び掛けた。

さらに、「すべての英知と真実の源である神に、米国内とともに、世界各国間における(相互)理解と和解、平和に向けた貴殿の努力を導いてくださるよう祈る」とした。

教皇は、6日に起きたトランプ前大統領の支持者による連邦議会議事堂一時占拠から3日後に「驚き」を表明。20日のバイデン氏へのメッセージでは、「われわれ人類の家族が直面している重大な危機により、先見の明と一致した対応が求められている」と指摘した。

アメリカ議会上院では20日、今月行われた南部ジョージア州の決選投票で当選したいずれも民主党ウォーノック氏とオソフ氏、それに副大統領就任にともない辞職したハリス氏の後任のパディヤ氏の3人が上院議員に正式に就任しました。

これにより議会上院の定数100のうち共和党民主党系がいずれも50議席と同数となり、ハリス副大統領が議長を兼務することから、民主党が事実上の多数派となり主導権を奪還しました。

民主党が、議会の下院に加えて上院でも主導権を握ったことで、トランプ政権からの政策の転換を打ち出しているバイデン新政権にとっては追い風となるものの、上院の与野党の勢力は、きっ抗しており、新政権は、慎重な政権運営を求められることになりそうです。

次期米財務長官に指名されたジャネット・イエレン氏は19日、バイデン次期大統領が新型コロナウイルス禍に対応するため先に発表した1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策案を巡り、早期成立を議会に訴えるのに当たって低金利環境持続の見通しを強調した。

  上院財政委員会の指名承認公聴会で証言したイエレン氏は、中小企業や失業者向け援助や州・地方自治体への支援金など一連の歳出案について、新型コロナ禍との闘いに必要だと指摘する一方、それに伴う連邦債務残高の増加を憂慮するにはあたらないとの姿勢を表明した。

  前連邦準備制度理事会FRB)議長であるイエレン氏は金利に関し、「世界は変わった」と明言。「われわれが現在置かれているような超低金利環境では、経済規模に比較して債務残高が増えても、金利負担は増加しないことを目の当たりにしている」と語った。

イエレン氏に早くも共和党の壁、刺激策での「大胆な行動」巡り

  来月には経済対策案第2弾も打ち出すとしているバイデン氏が目指しているのは、先の金融危機以降に経験した経済の低調な回復を繰り返さないようにすることだ。同氏は当時副大統領だったが、拙速な財政引き締めの結果、労働市場の完全な回復は何年も遅れることになった。

  イエレン氏は「われわれにできる最も重要なことはパンデミック(世界的大流行)退治と米国民への支援、経済を成長させて将来の世代に恩恵となる長期的な投資を行うことだ」と話し、危機に今対処しなければ「財政状況は悪化しかねない」と警告した。上院財政委の次期委員長に就任予定のワイデン民主党筆頭理事が示した予定表によれば、上院は21日にもイエレン氏の財務長官就任を承認する可能性がある。

  ただ、イエレン氏の議論が同委の共和党議員の理解を直ちに得ることはなかった。上院の主導権は20日午後に民主党に移行することになるが、経済対策法案を早急に前進させるには共和党議員の支持が必要とされる。  

  共和党のポートマン議員は「金利は現在、比較的低位にあるが、事態は変化する可能性があることは分かっており、安心し過ぎるべきではない」と述べ、対国内総生産(GDP)比で見た債務残高には「ぞっとする」と付け加えた。

  また同党のスーン上院院内幹事は「金利は低く、借り入れコストはまるでゼロであるかのような主張だが、現実はそうではない。返済が求められるものだ」とし、金利が「正常化」すれば借り入れコストは上昇するとくぎを刺した。

  イエレン氏(74)はこれらの懸念に対し、次期政権の予算論議で財政健全化を説く役割を果たす意向だとして、理解を求めるとともに、長期的に持続可能な連邦財政運営に取り組むと約束した。

原題:
Yellen Opens Debate on Giant Spending Saying ‘World Has Changed’(抜粋)

ホワイトハウスによりますと、トランプ前大統領は20日、離任の際、バイデン新大統領に宛てた書簡を大統領執務室に残したということです。

ホワイトハウスに入ったバイデン新大統領は、この書簡について記者団に問われると「とても思いやりがある内容だった」と述べました。

その一方で「個人的なものだったので彼と話をするまでは内容については言わない」と述べて、それ以上の言及は避けました。

退任する大統領が新大統領に向けて書簡を残すのは、1989年に退任したレーガン元大統領が始めて以降、歴代大統領のあいだで慣例となってきました。

このうち、大統領選挙に敗れた父親のブッシュ元大統領が1993年に、クリントン新大統領に宛てた書簡には「あなたの成功はこの国の成功となる。あなたを全力で応援している。幸運を祈る」と書かれていました。

今回の大統領選挙では、選挙結果をめぐって混乱が続いただけにブッシュ元大統領の書簡は「潔いメッセージだった」などと最近になってソーシャルメディア上で話題になりました。

また、トランプ前大統領は4年前に就任した際、オバマ元大統領から受け取った書簡の内容について「思いやりのあるものでとても感銘を受けた。お礼の電話をかけた」と話していました。

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