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イランの核開発を監視するIAEA国際原子力機関は、2日、イランが、中部ナタンズの地下の核施設で、新たに設置した高性能の遠心分離機を使って1月30日からウランの濃縮活動を開始していたことをNHKの取材に対し、明らかにしました。

高性能の遠心分離機を使って、ウランの濃縮活動を行うことは、軍事目的で使用されるおそれがあることから核合意で禁止されています。

イランのガリブアバディIAEA大使は、ツイッターで、高性能の遠心分離機は、従来のものよりも4倍の能力があると主張しました。

さらに、ガリブアバディ大使は、中部フォルドゥの核施設でも、別の高性能の遠心分離機を設置し、今後、さらに数を増やしていく意向も示しています。

アメリカの制裁解除を求めるイランは、IAEAの抜き打ち査察の受け入れを2月下旬以降、停止する意向も示すなど、バイデン政権への揺さぶりを続けていますが、核開発を進めるイランに対し、欧米諸国からは懸念の声が強まっています。

イランの革命防衛隊は、先月4日、海洋汚染を理由に、ペルシャ湾で、韓国船籍のタンカーを拿捕し、乗組員を拘束しました。

韓国外務省は、船には韓国人5人を含む20人が乗っていたとして、早期の解放をイラン側に働きかけていました。

こうした中、イラン外務省の報道官は2日「韓国政府からの要望を受け、人道的な対応として乗組員がイランを離れることを認める」と発表し解放することを明らかにしました。タンカーと韓国人の船長については、取り調べを続けるとしています。

これに対し韓国外務省は「イラン側の決定を歓迎するとともに、船長とタンカーを早期に解放するようイラン政府に求めた」と発表しました。

両国関係をめぐっては、イラン側が、韓国にあるおよそ70億ドル、日本円で7300億円余りのイランの資金がアメリカの制裁の影響で凍結されていると繰り返し非難していました。

この問題で、具体的な進展があったのか両国政府は明らかにしていませんが、韓国外務省は「韓国独自で解決できるものは速やかに行い、アメリカとの協議が必要な問題については透明性をもって進めていく」として、解決に努める姿勢を強調しています。

イスラエルでは去年12月中旬から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンを中心に接種を進めています。

イスラエル政府は、先月27日までに接種した人の副反応をまとめ、公表しました。

それによりますと、1回目を接種した276万8200人のうち、副反応があったのは6575人で、割合にして0.24%だったということです。

また、2回目では137万7827人のうち、報告は3592人と、割合にして0.26%だったとしています。

副反応のほとんどが痛みや腫れなどの軽い、一時的な副反応だった一方で、入院が必要になったのは100万に対し、1回目で17人、2回目でおよそ3人だったということです。

さらに、報告書では、若い人や女性で副反応が出やすい傾向にあったと指摘しています。

イスラエルでは、世界でも特に速いペースでワクチン接種が進む一方で、1日の新規感染者数は6000人前後と高止まりの状態が続いていて、3度目となる厳しい外出制限が続いています。

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