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スペイン北東部のカタルーニャ州では4年前、独立の是非を問う住民投票の結果を受けて州議会が一方的に独立を宣言し、中央政府と激しく対立してきました。

14日に投票が行われた州議会選挙では、新型コロナウイルスの感染拡大で経済が打撃を受けるなか引き続き独立を目指すのかどうかが最大の焦点となりました。

開票作業はこれまでにほぼ終わり、135議席のうち独立を支持する3つの政党が合わせて70議席余りと過半数議席を維持する一方、独立反対派はおよそ60議席にとどまる見通しです。

また独立反対派の中でも新興の極右政党がカタルーニャ州議会で11議席を獲得する見通しになりました。

ただ、投票率は53%余りと前回に比べて30ポイント近く落ち込み、感染への懸念で投票を控えた有権者が多かったことや市民の関心が経済の回復に移っていることなどが背景にあると指摘されています。

一方、独立を支持する政党の間でも中央政府との対話を重視するかどうかなど路線の違いが鮮明になっていて、独立運動の行方にどう影響するかにも関心が集まっています。

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