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ユーゴスラビアセルビア自治州だったコソボは、激しい民族紛争を経て、2008年に一方的に独立を宣言しましたが、セルビアはいまも独立を認めず、対立が続いています。

こうした中、コソボでは14日、議会選挙が行われ、選挙管理委員会によりますと、開票率92%の時点で、民族主義を掲げる野党「自己決定運動」が大きく議席を伸ばして第1党になる見通しとなり、党首のクルティ氏が勝利宣言しました。

おととしの議会選挙でも勝利して去年2月に首相に就任したクルティ氏は、当時の大統領と対立するなどして辞任に追い込まれましたが、今回の選挙で再び首相の座に就く見通しです。

セルビアコソボは、EUヨーロッパ連合の仲介で、去年7月、関係正常化に向けた交渉を再開したほか、去年9月にはアメリカのトランプ前政権の仲介で、経済分野での関係正常化で合意しました。

しかし、クルティ氏はセルビアへの強硬姿勢を示し、14日も「コソボは独立国として人々の手に主権を取り戻す」と述べるなどコソボの国家承認を強く主張していて、セルビアとの交渉が難航する可能性が指摘されています。

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