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ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカでは新型コロナウイルスに感染して死亡した人が日本時間の23日午前8時現在で累計で50万159人と、50万人を超えました。

全米の死者数は先月中旬に40万人を超えたばかりで、1か月余りで10万人が死亡したことになります。

アメリカでは、去年の感謝祭やクリスマス、それに新年の休暇後に感染が拡大し先月、多い日には1日の新たな感染者数が20万人を超え、死者数も4000人を超えました。

今月に入ってからは1日当たりの感染者数は減少傾向にありますが、CDC=疾病対策センターは、さまざまな研究機関の予測をまとめた結果として来月中旬までに死者がさらに数万人増える可能性があるとしています。

アメリカで少なくとも1回ワクチンを接種した人は22日までに4413万人余り、人口のおよそ13%、
▽2回の接種を完了した人は1943万人余り、人口のおよそ6%となっています。

多くの専門家は、ワクチンの効果は感染状況に大きな影響を与える水準にはまだ達していないとの見方を示しています。

アメリカのバイデン大統領はホワイトハウスで演説し「第1次世界大戦、第2次世界大戦、そしてベトナム戦争で命を落とした人の合計を超える数の人々が亡くなった」と述べました。

そのうえで、家族を不慮の事故や病気で亡くした自身の経験に重ね合わせて「愛する人を失うことを私は十分すぎるほどわかっている。胸にブラックホールのような穴があき、そこに吸い込まれそうになる感覚をわかっている」と述べ、死者を悼み遺族に思いを寄せました。

そのうえで「人との距離を保ちマスクを着用し、ワクチンを接種しよう。政治対立や偽の情報を振りまくのをやめなければならない。亡くなっているのは民主党員でも共和党員でもなく同じアメリカ人だ。アメリカ人として1つにまとまって向き合うことがウイルスを克服する唯一の方法だ」と述べて、感染対策を改めて呼びかけました。

ホワイトハウスには半旗が掲げられ、入り口の階段には50万人の死者を象徴する500本のろうそくがともされ、演説のあとバイデン大統領はジル夫人とハリス副大統領夫妻とともに黙とうをささげました。

アメリカ政府で新型コロナウイルス対策を担う首席医療顧問のアンソニー・ファウチ博士は22日、WHOの記者会見にゲストとして参加しました。

この中でファウチ博士は、中国当局が去年1月に新型コロナウイルスのデータを提供したあと、早い国では1年足らずでワクチンの接種が始まったことについて「先例のない成果だ」と述べ、各国が異例の規模の投資を行った成果だと評価しました。

そのうえでファウチ博士は「ワクチンはアメリカだけでなく世界中に公平に分配されなければならない。これは世界的なパンデミックだからだ」と述べ、アメリカがWHOや各国と協力して新型コロナウイルス対策にあたっていく姿勢を強調しました。

バイデン政権は、WHOから脱退するとしたトランプ前政権の方針を撤回するとともに、WHOに2月中に2億ドル余り、日本円で210億円余りを拠出することを表明していて、国際社会と連携してウイルス対策にあたる姿勢を鮮明にしています。

この裁判はニューヨーク州の検察当局が捜査の一環としてトランプ前大統領に過去の納税申告書などの記録を開示するよう求めたのに対し、トランプ氏側が拒否して争っているものです。

アメリカの連邦最高裁判所は22日、トランプ前大統領に対し、検察当局の求めに応じて納税申告書の記録を提出するよう命じる判決を言い渡しました。

アメリカでは大統領が納税申告書を自主的に公開するのが慣例となってきましたが、トランプ氏は大統領の任期中から一貫して公表を拒んでおり、その理由について民主党などは脱税や資産の粉飾といった不正があるからではないかと指摘しています。

最高裁判所の判断を受けてトランプ前大統領側は「あらゆる選挙不正を乗り越え、これまでの5年間と同様に、私は闘い続け、そして勝利する」という声明を出し、トランプ氏側の今後の対応が焦点となっています。

実のところ、米憲法修正25条に沿って精査されるべきは、性格が悪いが職務を履行していた先代のトランプでなく、認知症で職務を履行できない疑いがある今のバイデンの方だ。

#米大統領

大リーグ、マリナーズの球団社長が今月オンラインで行った講演で、球団の内部事情について不適切な発言を繰り返したとして22日、辞任しました。

マリナーズのマザー球団社長は、今月5日にオンラインで行った講演の中で球団の特命コーチを務める岩隈久志さんの現役時代にふれ「通訳に支払う給料にうんざりしていた。彼が選手だった時に我々は年間7万5000ドル、日本円でおよそ790万円を支払わなければならなかった。そのことを彼に伝えたら、彼の英語は劇的によくなった」などと発言しました。

また、マザー球団社長は傘下のマイナーリーグに所属する期待の若手選手がFA=フリーエージェントになるのを遅らせるために、昨シーズンわざと大リーグに昇格させなかったことなどを暴露し、その映像が動画投稿サイトに掲載されたことで批判が高まっていました。

マザー球団社長は「言い訳はできないし、責任はすべて自分にある。発言は個人のもので、球団の見解や戦略を反映したものではない」との声明を出して謝罪していましたが、球団によりますと22日に辞任したということです。

マリナーズのスタントン会長は「みなさんと同じように、この発言を知ったときは非常に失望した。彼の25年間の働きには感謝するが、発言に弁解の余地はない。選手やファンに心から謝罪する」とコメントしています。

#スポーツ

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