パレスチナ ガザ地区でワクチン接種始まる #nhk_news https://t.co/xdSQPJiozk
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年2月22日
イスラエルの占領下にあるパレスチナでは、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区でイスラエルが止めていたロシア製のワクチンが運び込まれ、22日、医療従事者を対象に接種が始まりました。
ガザ地区では人口200万人のうちこれまでに5万人余りが感染していて、医療体制がぜい弱な中、これまでに確保したワクチンは2万2000回分と十分な量ではありません。
一方、ヨルダン川西岸地区でも2月2日から医療従事者向けの接種が始まっていますが、国際的な枠組み「COVAXファシリティ(こばっくす)」やイギリスのアストラゼネカなどからのワクチンの調達は遅れています。
ワクチンをめぐる格差を問題視している国連は、世界でも速いペースで接種を進めるイスラエルに対し、占領下にあるパレスチナへの支援を求めています。
こうした状況を受け、イスラエルは2月19日、国内で働くパレスチナ人10万人にワクチンを接種することで、パレスチナ側と合意しましたが、パレスチナでワクチンが行き渡るめどは立っておらず、感染拡大の懸念が続いています。
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