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フランスでは、イギリスで最初に確認された変異ウイルスが新たな感染のおよそ70%を占め、特にパリと周辺地域では重症化する患者も増えて、集中治療室の病床がひっ迫しています。

このためフランス政府は、病床に比較的余裕がある西部や南西部の病院に重症患者の一部を移送することを決め、14日には、パリ近郊の空港から2人の患者を乗せた航空機が出発しました。

立ち会った政府のアタル報道官は「病院に入れないまま放置される人がいてはならない。手当てが必要な市民を病院が受け入れられる状態を維持しなければならない」と述べ、医療現場の負担を軽減するため、政府としてあらゆる手段を講じる方針を示しました。

政府は航空機に加え、高速鉄道も使って、今後1週間で100人ほどの患者を移送する計画です。

フランスでは感染拡大に歯止めをかけるため、全国で午後6時以降の夜間の外出を制限しているほか、南部のニースや北部のダンケルクなど、変異ウイルスの感染拡大が著しい地域については、週末に限って、日中も住民の外出を制限しています。

ドイツでは14日、南西部のバーデン・ビュルテンベルク州と、西部のラインラント・プファルツ州で州議会選挙が行われ、暫定の開票結果によりますと、それぞれの州で環境保護政策を掲げる「緑の党」と中道左派の「社会民主党」が第1党を維持しました。

一方、メルケル首相が所属する中道右派キリスト教民主同盟の得票率はバーデン・ビュルテンベルク州で24.1%、ラインラント・プファルツ州で27.7%といずれも過去最低で、第2党にとどまりました。

キリスト教民主同盟」は、メルケル首相の新型コロナウイルスへの対応が評価されたこともあって、去年の春に支持率が急上昇しましたが、ワクチン接種の遅れや感染対策の長期化に有権者の不満が高まる中、最近ではマスクの調達をめぐり、議員による汚職疑惑も発覚していました。
今回の選挙は、ことし9月の連邦議会選挙の前哨戦と位置づけられ、メルケル首相が政界からの引退を表明している中、「キリスト教民主同盟」にとって不安を残すスタートとなりました。

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