月例経済報告 「輸出」を下方修正も 景気全体の判断は据え置き #nhk_news https://t.co/MJUf0rrqNf
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月23日
政府は23日の関係閣僚の会議で、3月の月例経済報告をまとめました。
それによりますと、「輸出」は「増加している」という表現から「このところ増勢が鈍化している」に下方修正しました。
これは、増加の傾向が続いていたアメリカ向けの自動車の輸出の伸びが弱まったためで、「輸出」の判断を下方修正するのは10か月ぶりです。
一方「企業の業況判断」は「非製造業を中心にこのところ慎重さがみられる」という表現から「厳しさは残るものの持ち直しの動きがみられる」に上方修正しました。
また「倒産件数」も「このところ緩やかに」という文言を除いて、「減少している」という表現に上方修正しました。
ほかの項目は判断を据え置き、「個人消費」は「このところ弱含んでいる」、「企業の生産」は「持ち直している」、「設備投資」は「このところ持ち直しの動きがみられる」としています。
これらを踏まえて、景気全体については「持ち直しの動きが続いているものの一部に弱さがみられる」という判断を据え置きました。
景気の先行きについては「感染の動向が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある」と警戒感を示しています。
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