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バイデン大統領は28日、就任から100日を迎えるのを前に、議会で初めての施政方針演説を行い、中間層を重視した大規模な経済対策に理解を求めるとともに、中国については「21世紀の競争を勝ち抜く」と訴えました。

演説を聴くのは大統領の支持者が多いため、評価する人の割合が高くなりやすいとも指摘されていますが、CBSテレビの世論調査では「評価する」と答えた人が全体の85%に上り、好意的な受け止めが多数を占めました。

一方で、野党・共和党の全国委員会は声明を発表し「バイデン大統領は演説で結束を呼びかけたが、それは偽りだ。私たちの国は大統領のせいでより分断され、悪い状況にある」と批判しました。

また、演説では民主党の議員が拍手する一方で、共和党議員の多くは拍手せず、座ったままの姿も見られるなど、分断が改めて浮き彫りとなりました。

バイデン大統領は、肝いりとも言える400兆円規模の経済対策の成立に向け、共和党にも協力を呼びかけていますが、与野党の対立が深まる中、今後、難しい政権運営を迫られそうです。

バイデン大統領は就任から100日となる29日、大統領選挙で激戦となった南部ジョージア州で集会を開きました。

この中でバイデン大統領は「われわれは多くを成し遂げた」と述べ、新型コロナウイルスの感染対策などの取り組みを実績としてアピールしました。

そのうえで「われわれはアメリカに、そして家族が必要とするものに投資する必要がある。今こそ富裕層や企業が公平に負担すべきだ」と述べ、雇用を創出するインフラ投資と子育て・教育支援といった中間層の拡大を目指す政策を実現するため、企業、富裕層への増税に支持を訴えました。

バイデン大統領は前日に行った施政方針演説で「中間層がこの国を築いた」と述べて、インフラ投資や子育て支援に400兆円規模の資金を投じて所得の底上げを図り、中間層の拡大を目指す方針を示しましたが、野党・共和党は「巨額の買い物リストだ」などと反発していて、政策の実現に不可欠な増税への協力を取り付けられるかが今後の重要な政治課題になります。

バイデン大統領は、この日の集会で、アメリカで新型コロナウイルスのワクチンの接種のペースの鈍化も指摘される中「どうかすぐにワクチンを接種してもらいたい」と訴えました。

アメリカでは、これまでに2億3700万回余りのワクチンが接種され、人口のおよそ3割が接種を完了していますが、一日当たりの接種回数は今月中旬に1週間の平均で320万回に達したものの、その後鈍化し、この日集会が開かれたジョージア州など南部で接種をためらう人が比較的多いと分析されています。

また、バイデン大統領は集会で、アジア系の人たちへの暴力が相次いでいることを受け「あまりにも多いヘイトクライムからアジア系の人たちを守るため議会上院は法案を可決した。初めの一歩だが、やるべきことはもっとある」と訴えました。

ジョージア州では先月、アジア系の住民6人を含む8人が犠牲となる銃撃事件が起き、差別が原因ではないかとして抗議の声が広がりました。

ジョージア州は先の大統領選挙で大激戦となり、バイデン大統領が僅差で勝利していて、この日の集会には、就任100日の節目に合わせて来年の中間選挙も視野に支持者に直接、実績をアピールするねらいもあるとみられます。

アメリカ西部ロサンゼルスのハリウッドでことし2月、世界的な人気歌手レディー・ガガさんの飼い犬を散歩させていた男性が何者かに銃で撃たれ、フレンチブルドッグ2匹が奪われました。

事件を捜査していた地元ロサンゼルス市警は、現地の29日までに18歳から50歳までの男女5人を殺人未遂などの疑いで逮捕したと発表しました。

警察によりますと、1人は事件のあと、犬を見つけたとして警察へ引き渡しに来た女で、交友関係などを調べていたところ、残る4人の事件への関与の疑いが強まったということです。

警察は、高値で取り引きされているフレンチブルドッグを奪うことが動機だったと説明していて、ガガさんの犬を特定して狙ったものではないとみています。

この事件をめぐっては、発生当初、ガガさんは50万ドル、日本円でおよそ5400万円の懸賞金を出して行方を捜しましたが、現地メディアによりますと、ガガさんは警察のアドバイスを受け、犬を引き渡した女に懸賞金は支払っていなかったということです。

現地の検察は5人を訴追し、事件の状況などをさらに調べることにしています。

#米大統領

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