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中東のエルサレムでは、イスラム教の断食月ラマダンに入った4月中旬以降、イスラエルの治安部隊と、旧市街のイスラム教の聖地を訪れるパレスチナ人との間で衝突が続いていて、これまでにおよそ500人がけがをしたということです。

こうした中、イスラエル軍は10日、パレスチナガザ地区からロケット弾150発が発射されたとしていて、ロイター通信は、このうち少なくとも6発がエルサレム近郊に向けて撃たれ、住宅に被害が出たと伝えています。

これに対してイスラエル軍空爆を行い、ガザ地区の保健当局は子ども9人を含む20人が死亡したとしています。

イスラエルのネタニヤフ首相が「攻撃した者は大きな代償を払うことになる」と述べるなど、双方がさらなる報復を警告していて、緊張が高まっています。

こうした事態に、欧米諸国が双方に強く自制を促すなど、国際社会も動向を注視しています。

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