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スー・チー氏は、ことし2月に軍に拘束されたあと、無線機を違法に輸入した罪などに問われています。

裁判は、これまでビデオ会議形式で開かれていましたが、スー・チー氏の弁護団によりますと、24日は首都ネピドーにある政府の施設で、初めて対面形式で行われ、スー・チー氏は、裁判開始前の30分間、法廷とは異なる部屋で弁護団と直接ことばを交わしました。

スー・チー氏が弁護団と直接面会するのは、軍に拘束されて以降、初めてです。

この中で、スー・チー氏は、市民に向けたメッセージとして、みずからが率いる政党、NLD=国民民主連盟について言及し「私は国民のためにNLDを結党した。国民がいるかぎり、NLDは存続すると確信している」と述べたということです。

NLDをめぐっては、今月21日、軍が任命した選挙管理委員会の委員長が解党処分を検討すると主張していて、スー・チー氏としては、軍の統治に反対する市民に民主化をあきらめないよう呼びかけたものとみられます。

スー・チー氏が出向いた首都ネピドーにある政府の施設は、遠く離れた場所からおおぜいの警官隊が配置され、報道機関も近づかせない厳重な警備態勢が敷かれました。

ミャンマー軍は、軍の統治は一時的なものと強調し、2年まで延長が可能な非常事態宣言を解除したあと半年後に選挙を実施して勝利した政党に権限を移す方針を示しています。

ただ、NLDは国民の圧倒的な支持を集めているため、軍は選挙からNLDを排除するのではないかと指摘されています。

スー・チー氏をさまざまな罪に問うことで拘束の長期化を図っているほか、今月21日には、軍に任命された選挙管理委員会の委員長が「NLDの解党処分を検討する」と述べています。

ミャンマーでは、軍のクーデターに反対する俳優や芸術家、詩人などが当局に拘束される事例が相次いでいて、拘束中に亡くなる人もいます。

地元メディア「ミャンマー・ナウ」などによりますと、北西部ザガイン管区に住んでいた詩人のケッ・ティさんは今月8日夜、自宅で妻とともに治安部隊に拘束されました。

その後、妻は解放されましたが、翌朝になって家族のもとにケッ・ティさんが死亡したと連絡があったということです。

遺体には胸や手などにけががあり、家族は、尋問され、暴力を受けた末に亡くなったとみています。

ケッ・ティさんは、2月のクーデター以降、軍に対する抗議デモに参加し、その詩は、デモの参加者たちに広く知られていたということです。

中でも「彼らは頭を撃つが、革命が私たちの心臓に宿っていることをわかっていない」という詩は、死後も、抗議デモの現場でプラカードなどに書かれています。

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