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ミャンマーの国営テレビは3日夜、ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官が、赤十字国際委員会のペーター・マウラー総裁と会談を行ったと伝えました。

ことし2月のクーデター以降、軍が国際機関のトップのミャンマー訪問を受け入れるのは異例です。

会談のあと赤十字国際委員会は声明を出し「現在の人道状況への懸念を共有する目的だった」として、軍による市民への弾圧などで840人以上が死亡したとされる現状について懸念を伝えたことを明らかにしました。

一方、軍と民主派勢力との対話を仲介する特使の派遣などの実現に向けて、ASEAN東南アジア諸国連合の代表が3日夜、ミャンマーに到着したと地元メディアが伝えました。

これに先立って国営テレビは、香港のテレビ局のインタビューだとするミン・アウン・フライン司令官の発言を映像とともに伝えました。

この中で司令官は「国が安定しない状況で、外国から人が来て、話し合ったり、何かしたりすると、よいことも起きれば、悪いことも起きる」と述べ、ASEANの動きには慎重に対応する姿勢を示しました。

ASEANの代表は4日にもミャンマー軍側と協議を行う見通しで、軍側の対応が注目されます。

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