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国連ミャンマー事務所が8日に発表した声明によりますと、東部カヤー州では軍の統治を拒否し、銃などで武装した市民と軍との戦闘が激しくなり、治安状況が急速に悪化しているということです。

軍が市民の居住区を無差別に攻撃したことなどから、避難を余儀なくされている人が10万人に上ると推計されるとしています。

避難した人たちは比較的安全な地域や森の中へ逃れているということです。

国連ミャンマー事務所は武装した市民と軍の双方に対して戦闘に加わっていない市民を保護することを求めています。

そのうえで、避難した人や戦闘地域に残っている人たちは食料や水、医療の支援を緊急に必要としていると訴え、治安部隊に対して人道支援の安全な提供を認めるよう要請しています。

ミャンマー情勢を巡っては中国とASEANの外相が7日、中国内陸部の重慶で会合を開き、ASEAN側は暴力の即時停止や特使の派遣などASEANが合意した5つの項目の実現に向けて中国に支援を求めました。

これを受けて中国の王毅外相は8日、ミャンマー軍によって外相に任命されたワナ・マウン・ルウィン氏と会談しました。

会談についてミャンマーの国営テレビは、中国がミャンマーとの共同事業を継続すると約束したうえでASEANでの合意と内政不干渉の原則にしたがって状況が改善されることを支持した」などと伝えました。

一方、中国外務省は、王外相がASEANの合意を実行し、再び暴力事件が発生するのを避け、民主化プロセスが再開することを支持する」として、ASEANが合意した5つの項目を実現するよう働きかけたと発表しました。

また王外相は「中国のミャンマーに対する友好政策は国民全体に向けられている」と述べたともしていて、中国として、ミャンマー軍だけでなく民主派勢力にも配慮している姿勢を示す狙いがあるものとみられます。

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