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アメリカをはじめとするNATOの加盟国やウクライナは、先月下旬から黒海で大規模な軍事演習を続けていて、7年前にロシアが行ったクリミア併合は認めないと強調しています。

こうした中、ロシア国防省は7日、アメリカ軍のP8哨戒機が黒海の上空を飛行していたとして、戦闘機をスクランブル=緊急発進させ、監視にあたったと明らかにしました。

ロシア国防省が公開した映像では、ロシア軍の戦闘機がアメリカ軍機の至近距離まで異常に接近する様子が映っています。

また、ロシア軍は、中距離爆撃機黒海の上空に飛行させるなどけん制する動きを強めています。

黒海のクリミア沖では6月、航行していたイギリスの駆逐艦に対して、ロシアが「領海の侵犯にあたる」として警告射撃を行ったと発表し、一時、緊張が高まりました。

プーチン大統領は、7月改訂した国家安全保障戦略で「ロシアの国境近くにおけるNATOの軍事インフラの増強などが、ロシアに対する脅威をさらに強めている」と危機感を示したうえで、核抑止力を維持させるなど、欧米に対抗する姿勢を強調しています。

#反ロシア#対中露戦

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