https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

トルコの大統領府は15日に出した官報で、ことし1月にエルドアン大統領が任命した、最大都市イスタンブールにあるボアジチ大学のメリフ・ブル学長を前日付けで解任したと明らかにしました。

ブル氏は政権与党「公正発展党」から地方議会選挙に立候補することを希望していたとされ、政権与党と深い関係にあると指摘されていて、学長の任命は大学の自治を脅かすとして批判の声が集まりました。

キャンパス内外で抗議活動が続き、ことし2月には警察が介入して学生らおよそ160人が一時拘束される事態になっていました。

大統領府は任命から半年余りで解任に至った理由を明らかにしていませんが、政権側が早期の幕引きを図ったとみられます。

解任を受けて、大学のキャンパスでは抗議を続けてきた学生たちが拍手をするなどして決定を歓迎していました。

トルコでは、市民らおよそ250人が死亡したクーデター未遂事件から15日で5年がたちましたが、この間、反対勢力への締めつけなど、強権的な政権運営を続けてきたエルドアン政権には、国内でもさまざまな批判が顕在化しています。

レバノンでは、去年8月に首都ベイルートで起きた200人以上が死亡する大規模な爆発のあと責任をとる形で内閣が総辞職し、前の首相のハリリ氏が新たな首相候補に指名されて組閣作業を進めてきました。

しかし、各政治勢力間の争いで指名から9か月たっても組閣ができず、15日、アウン大統領と協議したハリリ氏は「大統領と合意できないことが明らかになった」と述べ、組閣を断念して首相候補を辞退すると表明しました。

レバノンは去年3月、財政難から事実上のデフォルト=債務不履行に陥り、新型コロナウイルスの感染拡大やベイルートでの爆発も重なって深刻な経済危機にも直面しています。

今回ハリリ氏が組閣を断念したことで、政治の停滞がさらに続くことは避けられず、レバノンの混迷が深まることが懸念されます。

d1021.hatenadiary.jp

#中東