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およそ4年ぶりとなる日米韓3か国の外務次官級協議が21日、東京都内で行われ、外務省の森事務次官アメリカのシャーマン国務副長官、韓国のチェ・ジョンゴン第1外務次官が出席しました。

協議では、アメリカのバイデン政権が対北朝鮮政策の見直しを行ったことを踏まえ、今後の対応方針について意見が交わされ、北朝鮮の完全な非核化の実現に向け、国連安保理決議の完全な履行が重要だという認識で一致し、引き続き3か国で緊密に連携していくことを確認しました。

さらに森次官が、拉致問題に対する理解と協力を求めたのに対し、シャーマン副長官とチェ次官は全面的に支持する考えを示しました。

また、中国による東シナ海などでの覇権主義的な行動をめぐっても議論を行い、力を背景とする一方的な現状変更の試みに対し、国際社会が一致して反対していくことが重要であり、3か国で連携して対応していくことが必要だという認識で一致しました。

このほか、新型コロナウイルス対策や気候変動などの国際的な課題をめぐっても意見が交わされ、3か国による連携や協力をいっそう深めていくことで一致しました。

協議のあとの共同記者会見で、外務省の森事務次官は「われわれ3か国は、これまでも北朝鮮への対応を中心に緊密に連携してきたところだが、本日の議論を踏まえ、よりいっそう幅広い分野で緊密に協力していく考えだ」と述べました。

アメリカのシャーマン国務副長官は、中国なども念頭に「国際的なルールに基づく秩序を傷つけたり、不安定にさせたり脅かしたりする活動があれば、共同して対抗していくことを確認した」と述べたほか、「北朝鮮はよりよい将来を確保したいと考えるならば非核化の議論に参加しなければならないことを理解してほしい」と指摘しました。

韓国のチェ・ジョンゴン第1外務次官は「北朝鮮の非核化に対する問題意識や今後の方向性について一致できたことが最も大事なことだ。非核化の進展に向けたアイデアを実務者間、そしてハイレベル間で模索していきたい」と述べました。

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