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#LGBT

1日、国立競技場で行われた陸上女子砲丸投げで銀メダルを獲得したアメリカのレーベン・サウンダース選手が、表彰台でメダルを首にかけた後、写真撮影の際、両手を頭上に挙げて交差させ「X」の形を表すポーズをとりました。

AP通信によりますと、サウンダース選手は「抑圧されたすべての人々が出会う交差点」を表したと説明し、こうした人たちへの連帯を示す抗議行動をしたということです。

オリンピック憲章では、人種差別などへの抗議の意思を示す行動を含む政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁止していましたが、IOCは、選手との対話を重ねてきたIOCのアスリート委員会からの要望を受けて、東京大会では記者会見やインタビューのほか、試合前の競技会場や選手紹介の場面ではこうした行動を可能とするよう一部、憲章を緩和していました。

一方で、表彰式では現在もこうした行動は禁止されています。

東京大会では、サッカー女子の試合前に日本を含む複数の国の選手が片ひざを地面について人種差別への抗議を表す行動を取りましたが、表彰式でのこうした行動は初めてです。

IOCのマーク・アダムス広報責任者は2日の会見でアメリカのオリンピック委員会や世界陸連と連絡を取り合っている。全容を確認してから判断したい」と述べ、調査を進めていることを明らかにしました。

USOPC=アメリカオリンピック・パラリンピック委員会は、アメリカの選手たちが今大会で抗議行動を行った場合も、人種差別の撤廃や社会正義を訴える平和的なものであれば選手に制裁は科さないという方針を示しています。

オリンピックでの抗議行動をめぐっては、1968年のメキシコ大会で表彰台に上ったアメリカの黒人選手が、黒人差別への抗議として頭上に拳を高く突き上げ、大会から追放された例があります。

USOPCは、その後も長年にわたって抗議行動を認めないIOCの考えを支持してきましたが、去年、黒人差別の撲滅を目指す「ブラック・ライブズ・マター」運動が全米で大きく広がったことを受け、IOCに対して大会期間中の抗議行動を認めるようオリンピック憲章の改正を求めています。

亡命を希望しているのは、陸上女子のベラルーシ代表、クリスチナ・チマノウスカヤ選手(24)です。

チマノウスカヤ選手は1日夜、東京の羽田空港で警察官などに対し「自分の国に帰りたくない」としてヨーロッパの別の国に亡命したいという希望を伝え、大会の組織委員会や関係機関が本人から話を聞くなどして詳しい状況を確認し、調整を進めていました。

関係者によりますと、チマノウスカヤ選手はベラルーシの隣国のポーランドへの亡命を希望し、ポーランドも受け入れることを明らかにしたということです。

東京 目黒区のポーランド大使館には、午後5時ごろ、本人を乗せた車が到着し、チマノウスカヤ選手は歩いて建物の中に入りました。

チマノウスカヤ選手はこれまでのNHKの取材に対して「もともと予定していなかった種目にほかの選手に代わって出場するよう指示され、不満をSNSに書き込んだところ『政権批判だ』として強制送還されそうになった」などと話しています。

ベラルーシではルカシェンコ政権に批判的な人物への弾圧が強まっていて、欧米などからは批判が高まっています。

チマノウスカヤ選手の処遇について、ベラルーシのオリンピック委員会はホームページ上にコメントを掲載しています。

この中では「陸上のナショナルチームのコーチ陣は、チマノウスカヤ選手の感情や心理状態に関する医師のアドバイスに基づき、大会から退かせることを決めた。その結果、200メートルと4×400メートルリレーの予選には参加しないことになった」と説明しています。

ポーランドベラルーシの西の隣国で、ベラルーシのルカシェンコ政権の弾圧から逃れる反政権派の人々やジャーナリストらが集まり、情報を発信する場にもなっています。

ポーランド政府は、こうした人々を積極的に支援する姿勢を示しています。

去年8月に行われたベラルーシの大統領選挙のあと、不正を訴えて抗議活動を行う市民と治安部隊が衝突するなどして死傷者が出る事態になった際には、ポーランドのモラウィエツキ首相が「ベラルーシの当局は改革を求める市民に武力を行使した。自由を求める人々を支持すべきだ」と述べて、ルカシェンコ政権を批判しています。

今回の事態を受けて、ポーランドのプシダチ外務次官はみずからのツイッターで、チマノウスカヤ選手がポーランドへの亡命を希望すれば受け入れる用意があると表明していました。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は先月29日、政府内の会議で「私たちにはメダルがない。なぜ勝てないのか」と述べ、ベラルーシがその時点でメダルをとれていないと不満を表していました。

そして「アフリカの国々などの選手はオリンピックで、勝てばすべてを手に入れられるが、負ければすべてを失う」と述べ、ベラルーシの代表団にはハングリー精神がないと指摘したうえで「責任を問われるべきはまずコーチにある」としったしていました。

ルカシェンコ大統領は、自国のオリンピック委員会の会長にみずからの長男を就任させていて、今回の大統領の発言と合わせて、コーチなどにはメダル獲得へのプレッシャーがあったとみられます。

一方、ベラルーシの国営通信社は、チマノウスカヤ選手について「非常識な行為をとり、国民の間に怒りを引き起こしている」として、国民の声だとするインタビューを動画で掲載しています。

この中で議員だという男性はベラルーシの人たちやアスリートへの裏切りだ。政治的に計画された行動だった可能性も否定できない」と述べています。

また、陸上競技の関係者も「競技の発展につながらず、国のイメージを高めることにもなっていない」と述べていて、ルカシェンコ政権としては、国民に向けて、チマノウスカヤ選手の行為が国家への裏切りだと印象づけたいねらいがあるとみられます。

陸上女子のベラルーシ代表、チマノウスカヤ選手が第三国への亡命を希望していることに関連して、ベラルーシのルカシェンコ大統領の退陣を求めて抗議活動を続ける反政権派のチハノフスカヤ氏は、SNSの「テレグラム」で「オリンピックに送り出されたベラルーシの選手は誰であれ、勇気を出してことばを発すれば人質になる可能性があることを示している」と書き込み政権側の対応を非難しました。

一方、「チマノウスカヤ選手は今は安全な状況だ」としたうえで「IOC国際オリンピック委員会と日本の当局の迅速な対応や本人に亡命の受け入れを申し出てくれた国々に感謝する」と述べました。

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