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ミャンマー軍の発表によりますと、ASEANの議長国を務めるブルネイのエルワン第二外相とリム・ジョクホイASEAN事務局長は4日、首都ネピドーでミン・アウン・フライン司令官と会談しました。この中では、4月に開かれたASEANの首脳級会議で合意したとされる項目も議題となったということです。

ASEANは、ミャンマー情勢を議論した4月の会議後の議長声明で、暴力の即時停止や、軍と民主派勢力との対話を仲介する特使の派遣など、5つの項目で合意したと発表したものの、その後も治安部隊の発砲や暴行で市民の犠牲は増え続けています。

さらに特使の人選や派遣の時期も不透明となっているなど、合意から1か月以上がたっても実現に向けた具体的な動きが出ていないことにASEAN内では焦りが広がり、国際社会からも実効性を問う声が強まっています。

このため、4日の会談でASEANの代表は合意項目の実現に向けて協議したとみられます。

一方、民主派勢力が軍に対抗して発足させた「国民統一政府」は4日、オンラインで記者会見を開き、これまでのところASEANから「国民統一政府」側への接触はないとしたうえで、軍側とだけ会談したASEANの対応を批判しました。

さらに、ミャンマー国内では、このオンライン会見の開始から1時間にわたって一切のインターネット通信が遮断されました。

通信事業者によりますと、遮断は軍からの命令だということで、意図的に会見を妨害した可能性があります。

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