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アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンが政府軍との間で激しい戦闘を続ける中、13日だけで第2の都市カンダハルや首都カブールに隣接するロガル州の州都を含む6つの州都を制圧したと宣言しました。

タリバンはこれで州都全体の半数を超える18の州都を手中に収めたとしていて、今後、政府軍が守備に力を入れる北部の要衝マザリシャリフと首都カブールへの攻勢を加速させるものと見られています。

カブールに住む男性は「タリバンがカブールに再び戻ってくれば、外国の大使館は閉鎖され、アフガニスタンがこの20年で達成したすべてを失うことになる」と話していました。

タリバンが支配地域を拡大させるにつれて、住むところを追われて避難民となる人がさらに増えることが予想され、人道危機への懸念が高まっています。

アフガニスタンでは政府軍と反政府武装勢力タリバンとの戦闘が各地で激化するにつれ、家を追われた多くの人たちが首都カブールに避難してきています。

13日、カブール市内の公園には各地からたどりついた女性や子どもたちが地面に敷かれた毛布の上に座っている姿が見られました。

避難してくる人たちは先週から目立つようになり、政府は市内の公共施設やモスクなどの建物を避難所として提供していますが、食料や水などの物資が十分に行き届いていないということです。

アフガニスタンの状況について首都カブールの市民からは先行きへの不安の声が相次ぎました。

カブール市内に住む男性は「タリバンがカブールに再び戻ってくれば外国の大使館は閉鎖し、アフガニスタンがこの20年築いてきたものすべてを失うことになるだろう」と話していました。

また別の男性は「戦闘ではアフガニスタン人だけが死んでいる。アフガニスタン人こそが犠牲者だ。安全なトルコに避難したい」と話していました。

アフガニスタンで反政府武装勢力タリバンが政府軍との間で激しい戦闘を続けていることについて、日本の外務省の担当者は「現地にいる日本人とは密に連絡を取りあっている。いまのところけがをしたなど生命に危険が及んでいるという情報はないがただちに退避するよう呼びかけている。アメリカやイギリスなどとも連携しながら日本人の安全を最優先に取り組んでいる」と話していました。

NATO北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は13日、声明を発表し、加盟国で組織する北大西洋理事会でアフガニスタン情勢を協議したことを明らかにしたうえで「われわれはアフガニスタン政府を可能なかぎり支援する。タリバンは力で国を奪っても国際社会から承認されないことを理解すべきだ。政治的な解決を支えるため取り組んでいく」としています。

アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンが政府軍に対する攻勢を一段と強めていて、タリバンは州都全体の半数を超える18の州都を制圧したと宣言しています。

アメリカ国防総省のカービー報道官は13日の記者会見で、首都カブールにある大使館の職員を国外に退避させるため派遣したおよそ3000人の部隊の一部はすでに現地に到着したとしたうえでタリバンの動きの速さに懸念を抱いている。バイデン大統領が軍の派遣を承認したのは状況の悪化が大きな要因だ」と述べました。

そのうえで「カブールは現時点で切迫した脅威の中にあるわけではないが、タリバンが孤立化させようとしているのは明らかだ。われわれは深刻に受け止めており、時間が貴重なものであることを知っている」と述べて、大使館職員などの退避を急ぐ考えを示しました。

一方、ホワイトハウスは13日、バイデン大統領が電話をしている写真をツイッターに投稿し、ブリンケン国務長官やオースティン国防長官などと「アフガニスタンにいる民間人の数を安全に削減する活動について話をした」としています。

アメリカの複数のメディアはアメリカ政府がカブールにある大使館の職員に対して機密文書などを破棄するよう指示したと報じました。

このうちCNNテレビは、アメリカ国旗なども宣伝活動に悪用されるおそれがあるとして機密文書とともに破棄するよう指示があったと伝えています。

また指示文書には、焼却炉や粉砕機などを使って処分するよう記されているということです。

このほか公共ラジオのNPRはデスクトップのコンピューターを破壊するよう指示があったと伝えています。

これについてアメリ国務省は「カブールの大使館では通常の手続きどおり撤収作業が行われている」とコメントしています。

大使館の活動についてプライス報道官は12日の記者会見で「大使館は開館したままで外交活動は継続する」と述べ、職員は削減するものの閉鎖はしないという考えを強調しています。

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