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中東地域を歴訪中の茂木外務大臣は、日本時間の17日夕方、ヨルダン川西岸のラマラでパレスチナ暫定自治政府のマリキ外相とおよそ30分、会談しました。

この中で茂木大臣は、中東和平問題をめぐり、イスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が平和かつ安全に共存する「二国家解決」を、日本として引き続き支持すると伝えました。

そのうえで、ことし5月にイスラエルパレスチナ武装勢力との武力衝突が停戦に至ったことを踏まえ、緊張を高める一方的な行動を自制し信頼の回復に向けて取り組むよう求めました。

また、茂木大臣は、パレスチナ難民への食糧支援などを新たに行う考えを伝え、今後もパレスチナの自立的な経済発展を支えることなどで、中東和平の実現に貢献していく考えを示しました。

会談のあとの共同記者発表で、茂木大臣は「パレスチナは日本の長年の友人であり、当事者間の信頼醸成などのための協力は惜しまない。暴力の連鎖を断ち、対話に向けた環境をつくりだすために、引き続き連携していきたい」と述べました。

パレスチナ暫定自治区の都市エリコにある遺跡「ヒシャム宮殿」は8世紀にウマイヤ朝のカリフの離宮として建設されたといわれ、日本政府がODAの一環で12億円をかけて観光施設として整備しました。

施設はこのほど完成し、17日、パレスチナを訪れている茂木外務大臣が出席して式典が開かれ、茂木大臣とパレスチナ暫定自治政府のマアーヤア観光・遺跡担当相がテープカットを行いました。

この遺跡の特徴は中東最大規模ともいわれる広さ825平方メートルの大きなモザイクの床で、中心部には精巧にデザインされた幾何学模様のモザイクが残されているほか、「生命の樹」と呼ばれる場所は動物や木がいきいきとした様子で描かれています。
以前は暫定自治政府の財政難のため十分な保全措置が行われず、公開は一部にとどまっていましたが、屋根付きのシェルターや観光客用の通路が整備され全面的な公開が可能になりました。

マアーヤア観光・遺跡担当相は「この遺跡はパレスチナにとって重要な観光資源なので、まずは地元の人たちに見てもらい、新型コロナが終わったら、世界中の観光客にも楽しんでもらいたい」と話していました。

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