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中東のイスラエルパレスチナガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの間では5月、激しい攻撃の応酬が続きましたが、アメリカやエジプトの仲介で5月21日以降は停戦が続いています。

これを受けアメリ国務省は24日、ブリンケン国務長官が27日までの日程でイスラエルヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区、そしてエジプトとヨルダンを訪問すると発表しました。

ブリンケン長官は訪問先でイスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ暫定自治政府アッバス議長らと会談し、停戦の維持と衝突再発の回避に向けて協議するということです。

またバイデン大統領は声明を出し、ブリンケン長官の訪問を通じてイスラエルの安全保障に対するアメリカの強固な関与を示すとともに、トランプ前政権下で悪化したパレスチナとの関係改善にも努める考えを示しました。

国務省高官は記者団に対し、イスラエルと将来のパレスチナ国家が共存する「2国家共存」の実現により問題の解決を目指す立場に変わりはないものの、和平交渉に向けた取り組みを開始できる状況にはないという認識を示していて、当面はさらなる衝突の回避に注力する方針です。

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