アルカイダ 指導者ザワヒリ容疑者の動画投稿 米軍撤退にも言及 #nhk_news https://t.co/vXpvtqVS8Y
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年9月13日
国際テロ組織アルカイダがこのほどインターネット上に投稿した動画は、ザワヒリ容疑者が、中東のパレスチナをめぐって、イスラエルへの抵抗を続けるよう、1時間以上にわたって呼びかけたもので、この中では、アフガニスタンで20年におよぶ軍事作戦を続けてきたアメリカ軍の撤退についても言及しています。
ただ、武装勢力タリバンが先月、権力を掌握したことについての言及などはなく、撮影の時期や場所も不明です。
ザワヒリ容疑者は、2011年に殺害されたオサマ・ビンラディン容疑者のあとを継いで指導者となり、アフガニスタンとパキスタンの国境地帯に潜伏しているとの見方もありますが、たびたび死亡説も流れています。
アルカイダは、タリバンと合同で軍事訓練を行うなど、緊密なつながりを維持していると指摘されており、国際社会からはアフガニスタンが再びテロの温床になるのではないかという懸念が出ています。
アルカイダとしては、今月11日の同時多発テロ事件から20年に合わせて、死亡説も流れるザワヒリ容疑者の動画を投稿することで、組織の存在感をアピールするねらいもあるとみられます。
イラン “核施設 監視データの記録継続に協力” IAEAと合意 #nhk_news https://t.co/EHeQrCeXoM
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年9月12日
IAEAのトップ、グロッシ事務局長は反米・保守強硬派のライシ新政権が発足してから初めてイランを訪問し、12日にエスラミ原子力庁長官と会談しました。
イランはことし2月、IAEAとの間で、核施設に設置された監視カメラのデータを保管することで合意しましたが、IAEAが今月まとめた最新の報告書では「IAEAは動作確認や保存媒体の交換のために機器にアクセスできない」としてイラン側の対応に懸念を示していました。
会談のあと発表された共同声明によりますと、双方はIAEA査察官による監視カメラの保存媒体の交換などを認めることで合意し、監視カメラのデータを継続して記録するために協力することになりました。
一方、記録されたデータは「封印され、イランで保管される」としていて、引き続きIAEAには引き渡されないものとみられます。
イランは2018年にアメリカのトランプ前政権が一方的に核合意から離脱して制裁を再開させたことへの対抗措置として、濃縮度60%のウラン製造を始めるなど核開発を加速させています。
イラン政府としてはIAEAの定例理事会が始まる13日を前に協力姿勢を打ち出し、欧米各国からの非難や懸念を和らげたい思惑もあるものとみられます。
訪問を終えたIAEAトップのグロッシ事務局長はウィーンで報道陣に対し、「最も差し迫った問題はなんとか乗り越えることができた」と述べて、核施設の監視カメラのデータに関するイランとの合意の成果を強調しました。
ただ、「これは恒久的な解決にはならない。外交に時間を与えるための一時的な措置だ」と説明し、イラン核合意の立て直しに向けて各国に外交努力を呼びかけました。
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