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イギリスのメディアなどによりますと、ロンドンに駐在する中国の鄭沢光大使は、15日にイギリス議会議事堂の敷地内で予定されていたレセプションに招待されていましたが、ホイル下院議長とマクフォール上院議長は、大使が議事堂に立ち入るのを禁止する方針を示したということです。

中国はことし3月、新疆ウイグル自治区の人権問題をめぐって、イギリスが自治区の当局者の資産を凍結したことなどへの対抗措置として、イギリス議会の議員らに対し中国への渡航を禁止するなどの制裁を科しています。

イギリスのホイル下院議長は、地元メディアに対し、議員に制裁が科されているときに、中国の大使が議事堂で開かれる会合に参加するのは適切ではないという考えを示しました。

今回の問題は、新疆ウイグル自治区や香港などをめぐるイギリスと中国の関係悪化を改めて示した形です。

これについて中国外務省の趙立堅報道官は15日の記者会見で「中国は、強烈に非難する。今後、必要な対応をせざるをえなくなるだろう。中国はこれまでも核心的利益を損なういかなる言動に対しても反撃してきており、絶対に容認することはない」と述べ、対抗措置も辞さないとする姿勢を示しました。

そして「イギリス議会には誤った決定を直ちに取り消し、個々の議員の言動を抑制するよう求める」と述べました。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

イギリスのジョンソン首相は15日、去年2月以来となる内閣改造を行い、ラーブ外相を交代させ、新たに副首相兼司法相に任命しました。

ラーブ外相をめぐっては、アフガニスタン武装勢力 タリバンが、権力を掌握した先月中旬、海外で休暇をとっていて、政府としての対応が遅れたなどと批判が高まっていました。

このためイギリスメディアは、ラーブ氏について更迭されたという見方とともに、副首相にすることで、ジョンソン首相が配慮したとも報じています。

新たな外相には、日本とのEPA経済連携協定をまとめるなど、通商交渉を担当してきたトラス国際貿易相を起用しました。

また、教育現場での新型コロナウイルスへの対応をめぐり、批判されていたウィリアムソン教育相なども交代させましたが、スナク財務相やウォレス国防相などは留任となりました。

ジョンソン首相は内閣改造についてツイッターに投稿し、「われわれはパンデミックからよりよい形で再生し、国民の優先事項を実現する」と強調しました。

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