ベネズエラでデノミネーション 通貨単位100万分の1に切り下げ #nhk_news https://t.co/kCu00mXnBl
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年10月1日
南米のベネズエラでは、独裁を続けるマドゥーロ政権と反政府側の対立による経済の混乱で物価の高騰が続いていて、反政府側の集計でことし8月のインフレ率は年率1743%に上っています。
ベネズエラの中央銀行は1日、経済の立て直しに向けて、通貨の単位を100万分の1に切り下げるデノミネーションを行いました。
ベネズエラでは、2008年に通貨の単位を1000分の1に、3年前の2018年には10万分の1に切り下げましたが、その後も通貨の下落に歯止めがかからず、多くの国民が銀行のデビットカードやアメリカドルを使っています。
現地の専門家は今回のデノミネーションについて、インフレを抑制するための経済や金融の具体的な政策が伴っていないと指摘していて、効果が上がるかは不透明です。
産油国としてかつて栄えたベネズエラでは、経済の行き詰まりに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大も重なって、国民の多くが極度の貧困状態にあるとの調査結果も出されるなど、市民生活の苦境が続いています。
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