イラン初代大統領 バニサドル氏死去 #nhk_news https://t.co/ZfOtpLYWyn
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年10月9日
中東イランで、1979年のイスラム革命のあと初代の大統領を務め、その後失脚し、現在のイスラム体制を批判してきたアボルハサン・バニサドル氏が9日、滞在先のフランスで亡くなりました。88歳でした。
イランのメディアによりますと1933年にイラン西部のハマダンで生まれたアボルハサン・バニサドル氏はテヘラン大学で経済を学び、アメリカ寄りだった当時の王政に抗議する活動に参加して一時、投獄されます。
その後フランスに逃れましたが、1979年イスラム革命が起き、王政が打倒されると革命を率いたホメイニ師とともにイランに帰国し、よくとし、初代の大統領に選出されました。
しかし体制の実権を握ったイスラム聖職者らとの対立を深めて1981年に失脚し、フランスに亡命したあとは「政治と宗教の一致」を原則とする体制を批判する活動を続けてきました。
家族がインターネット上で発表した声明によりますと、バニサドル氏は長く闘病生活を続けていましたが9日、滞在先のパリの病院で亡くなったということです。
88歳でした。
声明ではバニサドル氏のこれまでの活動について「宗教の名のもとでの独裁と抑圧に対抗し自由を守ろうとした」と述べています。
経済危機続くレバノン全土で停電 復旧には数日かかるか #nhk_news https://t.co/Hap951tpXf
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年10月9日
レバノンは財政の悪化に伴い、去年3月、事実上のデフォルト=債務不履行に陥ったあと、新型コロナウイルスの感染拡大や首都ベイルートでおきた大規模な爆発の影響もあり経済危機が続いています。
最近は外貨不足からガソリンや重油の輸入が滞り、燃料の不足も深刻化しています。
レバノンの国営通信などによりますと、燃料不足のため国内最大規模の2つの発電所が相次いで操業を停止し9日、全土で停電する事態に陥りました。
燃料を確保し復旧するには数日かかる見通しだということです。
レバノンではことしに入って慢性的な電力不足が続き、ベイルートの中心部でも電力の供給は1日数時間に制限され市民生活に大きな影響が出ていました。
去年8月、大規模な爆発がおきたあと、1年以上の政治空白を経て、先月発足した新政権は経済の立て直しという難しい課題に直面しています。
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