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ロシアではこの1週間、新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が3万人を超える日が続き、20日には1日の死者数が1028人と、これまでで最も多くなりました。

こうした中、プーチン大統領20日、さらなる感染拡大を防ぐため、10月30日から11月7日までの9日間を、ロシア全土で企業などの休業日に定める大統領令に署名しました。

そして政府の会議で「この時期を乗り切るには、感染するかワクチンを接種するかの2つに1つしかない。感染し、深刻な後遺症を待つ必要があろうか」と述べ、全人口のおよそ3割にとどまっているワクチンの接種を強く呼びかけました。

またこの会議で、ゴリコワ副首相は、地方自治体の代表に対し、休業日の間のイベントの禁止やテレワークの推進を求めました。

国民に対しては、ほかの地域への旅行を控えるよう呼びかけましたが、地元メディアは、9連休となったことで航空券の予約サイトの検索件数が急に増えたと伝えていて、政府の対策が感染拡大の抑制につながるのかは不透明です。

EUヨーロッパ連合の議会は人権擁護に貢献した人に贈る「サハロフ賞」のことしの受賞者にロシアの反体制派の指導者で、刑務所に収監されているアレクセイ・ナワリヌイ氏を選んだと発表しました。

「サハロフ賞」はノーベル平和賞を受賞した旧ソビエトの物理学者、アンドレイ・サハロフ氏にちなんでヨーロッパ議会が人権擁護に貢献した個人や団体に毎年贈っているものです。

ヨーロッパ議会は20日、ことしの受賞者にロシアの反体制派の指導者ナワリヌイ氏を選んだと発表しました。

サッソーリ議長は「ナワリヌイ氏は腐敗したプーチン政権と闘ってきた。ヨーロッパ議会は彼の勇気をたたえるとともに改めて即時釈放を求める」とコメントしています。

ナワリヌイ氏は去年、ロシア国内を旅客機で移動中に突然意識を失い、血液などの分析で旧ソビエトで開発された神経剤と同じ種類の物質が検出されたことから、アメリカやEUはナワリヌイ氏への攻撃にロシア当局が関与したとみています。

その後ナワリヌイ氏はことし1月、療養していたドイツから帰国した直後に逮捕され、現在も刑務所に収監されています。

ナワリヌイ氏を支援する団体は、SNSを通じて「暗殺のおそれにもかかわらず、ナワリヌイ氏は、正義のために闘ってきた政治家であり、われわれの国だけでなく、国外でも知られているからこそ、この賞を受賞したのだ」としています。

#EU

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