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FRB20日、全米の12の地区連銀がまとめた最新の経済報告を公表し、国内の景気について、「多くの地区で経済活動が緩やかに成長している」と表現し、需要は底堅いという認識を示しました。

しかし、供給網=サプライチェーンの混乱に伴う品不足のほか、人手不足も解消していないとして、複数の地区で回復ペースが鈍っていると指摘しました。

具体的な事例としては、半導体不足によって自動車販売店に影響が出てきていることや、原材料費や輸送代の上昇に苦しむ家具の小売業者がことし2月以降に30%以上の値上げをしたなどとしています。

また、人手不足に直面する事業者が給与を通常より20%引き上げたり、ボーナスやギフトカードを支給したりしなければ、従業員が集まらないといった事例も報告されています。

FRBは11月はじめの会合で、経済を下支えしてきた金融緩和策の転換を決める見込みですが、アメリカの景気は新型コロナによる混乱の長期化が回復の足かせとなっていて、先行きへの懸念が残りそうです。

#FRB#経済統計#ベージュブック