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スーダンでは先月25日、軍がクーデターを起こし、おととしの独裁政権の崩壊後に進めてきた民主化勢力との共同統治を終わらせて、権力を掌握しました。

クーデターから1週間となる中、首都ハルツームなどでは、民主化勢力の呼びかけで、抗議デモが相次いでいるほか、軍への不服従を訴えるストライキが多くの公的機関に広がり、反発が続いています。

これに対し、軍は、道路を封鎖したりインターネットを遮断したりしてデモの封じ込めを強め、現地の医師会によりますと、軍による発砲でこれまでに12人が死亡したということです。

こうした中、国連のペルテス事務総長特別代表は31日、軍の拘束を解かれたあとも自宅軟禁の状態が続くハムドク首相と面会したことを明らかにし、政治的な解決に向けて軍と民主化勢力との仲介を続ける考えを示しました。

ただ、軍のトップのブルハン司令官は、国際社会からの非難や圧力が強まる中でもクーデターを正当化する立場を崩しておらず、事態の収拾は見通せない状況です。

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