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リビアの安定に向けた国際会議は12日、フランスのパリで開かれ、マクロン大統領や、アメリカのハリス副大統領、ドイツのメルケル首相などが参加しました。

リビアでは、10年前に独裁的なカダフィ政権が崩壊した後、国が東西に分裂して内戦状態が続いてきましたが、去年、停戦が実現し、国の統一に向けた大統領選挙と議会選挙が来月24日に行われる予定になっています。

会議では、引き続き停戦が守られ、選挙が予定どおり行えるよう支援していくことを確認し、国連などによる選挙監視団の派遣や、今も現地に残る外国の軍やよう兵を速やかに撤退させることなどを申し合わせました。

会議後の会見でマクロン大統領は「ロシアとトルコは、治安の脅威となっている軍や、よう兵を撤退させるべきだ」と述べ、東西の勢力をそれぞれ支援してきた国々による軍事的な介入を終わらせるよう訴えました。

リビア国内では、各政治勢力間の駆け引きが続いていて、課題が山積する中で自由で公正な選挙を実施できるかが焦点となります。

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