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〈授業中に数人の男性が教室に入ってきました。男性たちは、室内を見回してから私に『立て』と命じます。背格好を見定め、午後に校長室に来るよう指示。校長室に行くと、校内で美女と噂されていた女子学生が全員来ていました〉

「『喜び組』は朝鮮労働党中央委員会『5課』で選抜していましたが、現在は違う部署が担当しているようです。『5課』が誕生したのは76年ごろ。父・金日成氏の長寿のためという名目で、金正日氏が作りました。『喜び組』メンバーの大半が、容姿端麗の女性です。金ファミリーや幹部の前で歌って踊るだけの存在なのか、性的な奉仕もするのか、明確なことはわかっていません」(韓国紙記者)

〈容姿を見る1次審査は学校で行われます。2次審査は郡や区域の病院で、感染症などにかかっていないか調べるんです。次は道レベルの身体検査。検査項目には、処女であるかどうかもありました。首都・平壌での審査に残るのは50人ほど。1人あたり3ページの書類が作られます〉

金正日氏は、50人分150ページの冊子すべてに目を通し、そこから10人を選んでいました。さらに2~3人単位で食事をし、最終的に2人を選びます。彼女たちは金正日氏の身辺の世話はもちろん、一緒に狩りに出かけたり、水泳をしたり、カラオケなどします。最終審査で不合格となった女性の中には、党幹部に愛人として囲われるケースもあったそうです〉

金正日氏が亡くなった翌12年に、『喜び組』は再開しました。金正恩氏が再び稼働させたんです。おそらく酒の相手や、性的な奉仕をさせているのでしょう。

国家の命運が自分一人の決断で左右される独裁的指導者は、プレッシャーが強く、息を抜けることがほとんどありませんから。ストレス発散の相手となっていると思われます。担当が『5課』から別の部署に変わったのは、最高機密扱いの『喜び組』の存在が知られるようになったからでしょう」

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