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日銀が発表した、企業物価指数の先月の速報値は、2015年の平均を100とした水準で108.7と、日本がバブル景気に入る1985年12月以来、35年11か月ぶりの高さとなりました。

国際的な原油価格の上昇を背景に、ガソリンのほか、電気や都市ガスの料金などが値上がりしたことが主な要因です。

また、各国の経済活動が正常化するのに伴い、鉄鋼などの素材に加え、食用油など、業務用の食料品や飲料品も値上がりしていて、指数を構成する744品目の6割に当たる453品目が上昇しました。

企業物価指数は、去年の同じ月を9か月連続で上回り、先月の9.0%の上昇率は、比較が可能な1981年1月以降で最大です。

企業物価の上昇は、企業にとって仕入れの負担が増していることを示していて、日銀は、新たな変異ウイルスのオミクロン株の影響も含め、企業物価の先行きを注意深く見ていきたいとしています。

#経済統計