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ミャンマーの複数のメディアによりますと、14日に死亡が明らかになったのは、フリーランスのカメラマン、ソー・ナイン氏です。

ソー・ナイン氏は今月10日、最大都市のヤンゴンで市民が一斉に仕事を休んで軍の統治に抗議する意思を示す「沈黙のストライキ」という活動を取材中に治安当局に拘束されていました。

遺体の状況や死因など詳しいことは分かっていませんが、地元メディアは尋問中に暴行を受けて死亡した可能性があると伝えています。

ソー・ナイン氏は、クーデターに抗議する市民の姿などを写真で撮影してメディアに提供していたということです。

国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」は声明を発表し、ソー・ナイン氏はクーデター後初めてのジャーナリストの犠牲者で、軍は今もなお50人を超える記者やカメラマンを拘束するなどメディアへの弾圧を強めているとしています。

そのうえで「世界はこれ以上、何もせずに見過ごすことはできない」と訴え、国際社会に制裁の強化などの行動を取るよう呼びかけています。

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アメリ国務省の発表によりますと、東南アジアを訪問中のブリンケン国務長官は、15日からタイの首都バンコクを訪れ、ドン外相などと会談する予定でしたが、急きょ中止しました。

理由について「新型コロナウイルスの感染拡大を防止し、訪問団の健康と安全を優先したため」と説明しています。

これについて、タイ政府の関係者はNHKの取材に対し「ブリンケン長官の同行記者団の1人が新型コロナウイルスに感染したためだ」と話しています。

アメリカのバイデン政権は中国に対抗するため、東南アジア各国との関係強化を図っていて、ブリンケン長官は今月13日から16日の日程で、政権発足後初めて、インドネシアとマレーシア、タイの3か国を訪問し、15日からは最後の訪問国タイを訪れる予定でした。

アメリカとタイの2国間関係をめぐっては、2014年に当時のオバマ政権がタイの軍によるクーデターを批判したことを受けて、距離が生じていて、タイの専門家は「関係改善の機会が遠のいた」と分析しています。

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