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IEAは17日、ことしの世界全体での石炭火力の発電量が去年に比べて9%増加し、これまでのピークだった2018年を上回って過去最高になるという見通しをまとめた報告書を公表しました。

その原因として、▽経済活動の一部が再開したことや、▽天然ガスの価格が高騰し、石炭による火力発電の需要が高まったことなどを挙げています。

国別では
▽中国で9%、
▽インドで12%の発電量の増加を見込んでいて、
EUヨーロッパ連合アメリカでも増加するとしています。

石炭火力発電をめぐっては11月まで開かれていた、気候変動対策の国連の会議「COP26」で、段階的な削減に取り組むことなどが合意されましたが、今回の報告書は課題を浮き彫りにした形です。

IEAのビロル事務局長は「世界が温室効果ガス排出の実質ゼロに向かう道からいかに外れているかを示す憂慮すべき兆候だ」として、各国に対策を呼びかけています。

#気候変動