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チリのピニェラ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票は19日
▽右派政党の党首のホセアントニオ・カスト氏(55)と
▽左派の下院議員のガブリエル・ボリッチ氏(35)の
2人で争われました。

チリの選挙管理委員会によりますと、開票率98.7%時点での得票率は
▽ボリッチ氏が55.8%
▽カスト氏が44.1%で
ボリッチ氏が当選しました。

カスト氏は自身のツイッターに「ボリッチ氏に祝意を伝えた」と投稿し、敗北を認めたことを明らかにしました。

一方、ボリッチ氏の陣営には大勢の支持者が集まり勝利を喜んでいました。

チリは市場経済自由貿易を推進して堅調な経済成長を実現する一方、経済格差の問題が深刻化し、ボリッチ氏は富裕層への増税などを通じた公平な分配を掲げ支持を伸ばしました。

ボリッチ氏は日本やチリなど11か国が参加する、TPPの批准に慎重な姿勢を示していることから、今後どのような政策を打ち出すのかが注目されます。

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