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イギリスのエリザベス女王は、25日発表した恒例のクリスマスのメッセージで「クリスマスは多くの人々にとって幸せなひとときですが、愛する人を亡くした人にとってつらい場合もあります。ことし、私にはその気持ちが特に理解できます」と述べ、70年以上連れ添い、ことし4月に亡くなった夫のフィリップ殿下をしのびました。

そして、感染が拡大している新型コロナウイルスに触れ「望むようなクリスマスを祝うことができないかもしれませんが、さまざまな伝統を楽しむことはできます」と述べ、クリスマスキャロルを歌ったり、ツリーを飾りつけたりするなど家族が大切にしてきたクリスマスの習慣をともに楽しむよう呼びかけました。

来年は、エリザベス女王が即位してから70年となり、祝賀行事も予定されていて、女王は人々が一体感を持つことができる機会にしたいという考えを示しました。

エリザベス女王は、ことし秋には公務を取りやめ検査入院をしていて、95歳と高齢の女王の体調を気遣う声もあがっていました。

女王は、ことしのクリスマスは、新型コロナの影響で移動はせず、現在、滞在しているロンドン郊外のウィンザー城で過ごすということです。

#英王室

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