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スーダンでは3年前「第2のアラブの春」とも呼ばれる民主化の動きによって独裁政権が倒れたあと、文民のハムドク首相が内閣を発足させましたが、去年10月、軍のクーデターでいったん解任されました。

これに対し、国内外からの批判が高まったことなどから、軍はハムドク首相を復職させて改めて組閣を命じていました。

しかし、その後も、組閣に向けた政治勢力間の調整がつかず、2日、ハムドク首相は国営テレビで「今、国は危機的状況にある。国民に約束した平和と公正を実現できず、流血を止めるために努力したが至らなかった。あとの者に道を譲る」と述べ、辞任を表明しました。

スーダンでは今も軍に抗議するデモが連日行われ、現地の医師会によりますと、クーデター以降、治安部隊の発砲などで50人以上の市民が死亡していて、ハムドク首相の辞任は軍による弾圧への抗議とともに混乱を収めるためだったという見方も出ています。

しかし、首相の辞任によって、かえって民主化勢力が軍への反発を強め、衝突が広がるおそれもあり、双方の対立がさらに深まることが懸念されています。

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