連合 芳野会長「人への投資 議論を」春闘で全体の賃上げ求める #nhk_news https://t.co/4u8KGHY3ZV
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年1月2日
新型コロナウイルスの影響が長期化する中でことしの春闘は、今月下旬に事実上スタートします。
労働組合の中央組織「連合」は、年齢や勤務年数に応じた定期昇給分を確保したうえで基本給を引き上げるベースアップに相当する分として2%程度の賃上げを要求する方針です。
定期昇給分と合わせて4%程度の賃上げを求めることにしています。
芳野会長はNHKのインタビュー取材に「『人への投資』について、労使でしっかりと議論していくことが重要だ。『人への投資』がなければ景気の回復にもつながっていかない」と述べ、非正規雇用などを含めた働く人全体の賃上げを積極的に求めていく考えを示しました。
そのうえで「賃上げの実現にはしっかりと価格転嫁ができることが重要だ。価格の適正化に向けて中小企業の経営者と一緒に大企業に働きかけたい」と述べて賃上げにつながる環境の整備にも取り組む姿勢を強調しました。
これに対し、経団連はことしの春闘に向けた基本方針でコロナ禍が長期化し、業績のばらつきが拡大する中、一律的な検討でなく、各社の実情に適した賃金決定を行うことが重要だとしています。
そのうえで、収益が拡大している企業の基本給については「ベースアップの実施を含めた賃金引き上げが望まれる」などとして、賃上げに前向きな姿勢を打ち出す方針です。
ことしの春闘は賃上げの動きがどこまで広がるのかが焦点です。