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11日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて183ドル15セント高い、3万6252ドル2セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは5営業日ぶりです。

取り引き開始後、値下がりして推移していましたが、この日、FRBのパウエル議長が議会上院の公聴会で発言した内容が想定の範囲内と受け止められ、金融の引き締めが速いペースで進むことへの警戒感がいくぶん和らいで買い注文が増え、値上がりに転じました。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.4%、上昇しました。

また、ニューヨーク原油市場では原油価格の上昇傾向が続き、国際的な指標となるWTI先物価格が一時、1バレル=81ドル台まで値上がりしました。

市場関係者は「多くの投資家は、パウエル議長が金融の引き締めを急ぐと強調することを警戒していたが政策金利を新型コロナの感染拡大前の水準まで戻すには時間がかかるという発言もあり警戒感がいくぶん和らいだ。当面はFRBが金融を引き締めるペースに関心が集まる状況が続きそうだ」と話しています。

インフレ抑制に行動
米連邦準備制度理事会FRB)のパウエル議長は、インフレの抑制と完全雇用確保の支援で必要なら、ちゅうちょなく行動すると言明。「時間をかけて利上げを追加で実施する必要があれば、そうする」と述べた。ただ、価格を押し上げている需給の不均衡は弱まる見通しだとも語った。

3月利上げ開始の合唱
クリーブランド連銀のメスター総裁とアトランタ連銀のボスティック総裁が3月の利上げ開始に支持を表明した。メスター総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。また、カンザスシティー連銀のジョージ総裁はFRBのバランスシートについて、政策正常化プロセスでの早い段階に縮小させることを支持する考えを示した。

欧州の過半数が感染へ
オミクロン変異株が現在のペースで感染拡大した場合、欧州では数週間で全人口の半分以上が新型コロナに感染する恐れがある。世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長が指摘した。クルーゲ氏によれば欧州での入院率は上昇しており、医療体制を圧迫しつつある。

中国の成長予想引き下げ
ゴールドマン・サックス・グループは、2022年の中国の経済成長率見通しを従来の4.8%から4.3%に引き下げた。感染力がより強いオミクロン変異株の拡大を抑え込むのが一段と困難になっていることが理由。ブルームバーグがまとめた今年の中国成長率のエコノミスト予想中央値は5.2%となっている。

免疫系に悪影響の恐れ
欧州医薬品庁(EMA)は新型コロナワクチンのブースター(追加免疫)接種について、4カ月ごとに繰り返すと最終的に免疫力が低下する恐れがあると警告した。オミクロン感染が急速に広がる中、イスラエルは今月に入って60歳以上を対象とした2回目のブースター接種を開始している。

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