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トルコではエルドアン大統領の意向に沿う形で、中央銀行が去年9月から4か月連続で主要な政策金利を引き下げた結果、通貨リラが暴落するとともに、先月には1年間の物価上昇率が36%余りに達するなど記録的な水準でインフレが進んでいます。

経済の混乱が続く中、トルコの中央銀行20日、「持続可能な物価と金融の安定に取り組む」として、5か月ぶりに主要な政策金利を14%で据え置くと発表しました。

発表を受けて、最大都市イスタンブールの両替所には、通貨リラを有利なレートで両替しようと多くの人が集まりました。

58歳の男性は「国の経済を守るためにはいい判断だったと思う。リラの安定を望みます」と話していました。

しかし、インフレ下でも景気刺激策としての利下げを主張するエルドアン大統領は、今回の発表に先立ち、地元メディアに対してさらなる利下げの可能性も示唆していて、経済が安定に向かうかは不透明な状況です。

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