https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

NASAアメリカ航空宇宙局人工衛星のデータからは、今回の噴火で放出された二酸化硫黄や火山灰などが、空気中に漂う微粒子=エアロゾルとしておよそ30キロの高さまで到達していることが分かります。

大気圏のうち高度10数キロを上回ると成層圏とされます。

九州大学応用力学研究所の竹村俊彦主幹教授によると、1991年のフィリピン・ピナツボ火山の大噴火では多量の噴出物がこの成層圏に達した結果、地上に届く太陽光が弱まり、地球全体の平均気温が0.5度ほど下がりました。

日本のコメの生産量減少にもつながったとされています。

一方、今回の噴火について海外の専門家からは、放出された二酸化硫黄の量がピナツボ火山の50分の1程度だという速報的な解析も出されているということです。

竹村主幹教授は「速報的ではあるものの、現段階では、地球全体に影響を与えるような気温の低下は限定的とみられる。海底火山の噴火だっため、水を含んだ火山灰が高いところまで飛び出しにくくなったり、二酸化硫黄がある程度水に吸収されたりした可能性もある。今後、詳しい解析を行い、どの地域でどの程度影響が出るおそれがあるのか、明らかにしていきたい」と話しています。

トンガの大規模噴火で注目が集まった火山噴火と地球温暖化との関係。

二酸化硫黄は大気中で酸化して「硫酸塩」になり、火山灰とともに地上に届く太陽光を弱める働きをします。

特に、成層圏まで運ばれると、長期間大気を漂うため、その影響が大きくなるのです。

ピナツボ火山をはじめ、発生する頻度の低い大規模噴火などになると、地球全体の気候にも影響を与えることがあります。

今回のトンガの噴火のあと、SNS上でも「トンガの噴煙で温暖化が一気に解決?」などという書き込みがありましたが、九州大学応用力学研究所の竹村主幹教授は「地球温暖化問題は今後も長期的に続くだろう」と指摘しています。

竹村主幹教授は「今回の噴火で、もし、気温が低下するような影響があったとしても、その期間は一時的なもので、ピナツボの時でも2年程度の影響だった。地球温暖化は引き続き、長い期間、継続していくと予測される。変わらず取り組みを進めていくことが必要だ」と話していました。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

#気象・災害