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ブルキナファソで24日、軍の兵士のグループが国営テレビで演説し、カボレ大統領を追放するとともに議会の解散や憲法を停止して権力を掌握したと宣言しました。

そのうえで「権力の掌握は非暴力で行われ、拘束された人たちは安全な場所にいる」と主張しました。

カボレ大統領も拘束されたと伝えられていて、軍の一部によるクーデターとみられています。

ブルキナファソではイスラム過激派組織によるテロや襲撃が繰り返され、多くの人が犠牲となっていて、兵士のグループは治安の悪化への政府の対応を非難し「国の団結を図るため」などと権力の掌握を正当化しています。

ブルキナファソが位置するサハラ砂漠の南側のサヘル地域は、イスラム過激派組織の台頭が脅威となっていますが、隣国のマリでもおととしクーデターが起きるなど政情不安に陥っていて、混乱に乗じて過激派組織の活動がさらに活発化するおそれがあります。

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