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ミャンマーの国営テレビは、現地時間の22日午後から軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官のおよそ2分半の演説を繰り返し放送しました。

ミャンマー国内には、広範な自治を求めて軍との戦闘を長年続けてきた少数民族武装勢力がおよそ20あります。

演説の中で司令官は「武装勢力のリーダーたちを交渉の場に招待する。私がみずからすべての代表と会う」と述べ、停戦や和平の交渉への参加を強く呼びかけました。

来月9日を期限に各勢力の代表を募りその後、会議の日程を調整するとしています。

司令官はさらに「すべての少数民族とともに平和と発展の利益を共有するという考えのもと、率直かつ誠実に話し合う」などと訴えました。

去年2月のクーデター発生以降、ほとんどの勢力は軍と民主派の対立から距離を置いてきました。

ただ、民主派の一部が武器を取り少数民族武装勢力に武器や軍事訓練の支援を求めるにつれて、北部や東部を中心に共闘する動きが広がり、各地で軍と激しい戦闘になっています。

軍には、こうした動きを食い止め両者を分断しようというねらいがあるとみられます。

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