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軍と少数民族武装勢力との間で長年にわたる内戦が続くミャンマーで、アウン・サン・スー・チー国家顧問が主導して内戦の終結を目指す会議が19日から始まりましたが、停戦協定に署名していない武装勢力はすべて欠席し、和平交渉の停滞が浮き彫りになっています。

会議は首都ネピドーで19日から3日間開かれます。

開会式の演説でスー・チー国家顧問は「いま、作り出されている和平に向けた機会をすべての勢力が逃さないことを求める」と訴え、話し合いの場にすべての武装勢力が加わるよう呼びかけました。

ミャンマー国内には広い自治を求める少数民族武装勢力が現在主なもので18あり、このうち10の勢力は政府との停戦協定の署名に至っています。

今回で4回目を数えるこの会議は、すでに署名した勢力と和平の定着を進める方法を話し合っているほか、未署名の勢力も招き国内全土の和平を目指す機会としてきました。

しかし今回は未署名の勢力はすべて欠席する異例の事態となっています。

政府が、西部のラカイン州などで軍との激しい戦闘を続ける仏教徒主体の勢力「アラカン軍」を招かなかったため、反発がほかの勢力にも広がったことが背景にあります。

ことし11月に総選挙を控え、スー・チー政権としては会議によって和平の進展を国民に印象づけたい思惑もあったとみられますが、交渉が停滞している実態が浮き彫りになっています。

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