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イギリスの北アイルランドで行われた議会選挙で、アイルランドとの統一を掲げるシン・フェイン党が初めて第1党となりました。

シン・フェイン党は、過去に武装闘争を繰り返してきた過激派組織の政治部門が前身で、自治政府の連立協議は難航も予想されます。

イギリスの北アイルランドで5日行われた議会選挙は開票が終わり、90議席のうち
カトリックで、アイルランドとの統一を掲げるシン・フェイン党は27議席
プロテスタント系のDUP民主統一党は25議席で、シン・フェイン党が初めて第1党となりました。

シン・フェイン党は、過去に武装闘争を繰り返してきた過激派組織、IRAアイルランド共和軍の政治部門が前身で、地元メディアは歴史的な転換点だと伝えています。

シン・フェイン党は選挙戦で、アイルランドとの統一については強く主張することを避け、物価高など有権者に身近な問題を取り上げるなどイメージの転換をはかりました。

シン・フェイン党北アイルランドのトップ、オニール氏は、「この結果は、政治、そして人々にとって決定的なものであり、新たな時代の到来だ」などと述べました。

北アイルランドでは、イギリスからの分離を求めるカトリック系の住民と、反対するプロテスタント系の住民の間で、30年以上にわたる激しい対立が続きましたが、1998年に成立した和平合意に基づいて、それぞれを代表する政党が共同で自治政府を運営してきました。

今後、連立協議が行われ、自治政府の首相は第1党のシン・フェイン党が擁立し、副首相はDUPが擁立するとみられますが、DUPシン・フェイン党との協力には否定的で難航も予想されます。

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