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アラブ首長国連邦(UAE)のハリファ大統領が死去した。73歳だった。異母弟であるアブダビ首長国ムハンマド皇太子が後を継ぐとみられる。

  ハリファ氏は2004年、石油輸出国機構(OPEC)3位の産油量を誇るUAEの大統領に就任。世界金融危機の最悪期を乗り越え、急速な経済改革を率いた。UAEを構成する7首長国のうち最大かつ最も裕福なアブダビ首長国のトップも務めてきた。

  ハリファ氏の体調不良に伴い、ムハンマド皇太子は数年前から事実上の指導者となっており、今回の権力継承で石油を含む政策の方向性に大きな変化は出ないとみられる。

原題:

Ailing UAE Ruler Dies, Influential Prince Set to Succeed Him (1)(抜粋)

中東有数の産油国UAEアラブ首長国連邦の経済発展を主導してきたハリファ大統領が亡くなりました。73歳でした。

UAE国営通信は13日、ハリファ大統領が亡くなったと伝えました。

ハリファ大統領は1948年生まれで、UAEが1971年に建国され、父親のザイド氏が大統領に就任してからは豊富なオイルマネーを持つアブダビ首長国の皇太子として父親を支えました。

2004年のザイド大統領死去に伴って2代目の大統領に就任してからはUAEの急速な経済発展を主導してきました。

2014年に脳卒中の手術を受けて以降は公の場にあまり姿を見せなくなり、健康面を不安視する見方が出ていました。

UAEでは、ハリファ大統領の弟で、アブダビ首長国ムハンマド皇太子が、長年対立してきたイスラエルとの国交正常化を主導するなど、外交などの国家政策を取りしきっていて、後継の大統領として有力視されています。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラパレスチナ人記者、シリーン・アブアークレさんは、今月11日、ヨルダン川西岸地区のジェニンでイスラエル軍による武装したパレスチナ人への襲撃作戦を取材していたところ、頭部に銃撃を受け、死亡しました。

13日、エルサレムでアブアークレさんの葬儀が行われ、多くのパレスチナ人が参列し、祈りをささげました。友人だったというパレスチナ人の女性は「とても謙虚で、控えめなジャーナリストで、パレスチナ人の声なき声を伝えてくれた。私たちの誰もが彼女との特別なストーリーを持っていて、本当に大きな損失だ」と悲しんでいました。

しかし、葬儀の最中、イスラエルの治安部隊は、旗などを掲げて参列したパレスチナ人を激しく取り締まり、けが人が出る事態となりました。

アブアークレさんの死をめぐっては、アルジャジーラパレスチナ暫定自治政府が、「銃撃はイスラエル側によるものだ」と主張する一方、イスラエル側も独自に捜査を進めています。

現場となったジェニンでは、13日もイスラエル軍が襲撃作戦を進め、銃撃戦でイスラエルの兵士1人が死亡するなど、今後も緊張が続くことが懸念されています。

これについてアメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は「葬儀の映像はひどく心がかき乱されるもので、平和的であるべき葬儀への介入を遺憾に思う。葬儀や遺族には敬意を払うよう促した」と述べ、イスラエルに不快感を示しました。

また、EUヨーロッパ連合も声明を出し「葬儀の場で繰り広げられた光景にはぞっとした」と指摘したうえで「いやがらせや辱めを受けることなく、平和的に別れを告げ、哀悼の意をささげられるようにすることは、人間として最低限の配慮だ」とイスラエルの対応を非難しました。

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