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フィリピン外務省は、西部のパラワン島から西に300キロ余り離れた南シナ海の自国の排他的経済水域にある、さんご礁周辺に100隻を超える中国の漁船が、ことし4月4日に集結していたことを、9日夜に明らかにしました。

公開された現場の写真では、クレーンのようなものを搭載した大型の漁船が列をなすように停泊する様子が確認できます。

外務省によりますと、中国漁船は、その後も海域にとどまり、2か月近くたった先月末時点でも55隻が確認されているということです。

フィリピン外務省は声明で「中国漁船の無許可の停泊は違法であるだけでなく、この地域の不安定要因にもなっている」と非難し、直ちに立ち退くよう中国側に抗議しました。

この海域では去年3月にも、およそ220隻の中国漁船が停泊し、フィリピン政府が中国大使を呼び出して異例の抗議を行うなど、両国の間で非難の応酬になりました。

再び問題が持ち上がる中で、今月30日に新政権を発足させるマルコス氏はドゥテルテ政権とは一線を画し、南シナ海の領有権問題で中国の主張を退けた国際的な仲裁判断を根拠に協議していく考えを示していて、早速、手腕が試されることになります。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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